パナソニックの「ナノイー」 PM2.5の分解に効果

   

PM2.5の問題が報じられるようになってからしばらく経ちますが、ロイターのニュースに、パナソニックが発生装置を開発した「ナノイー」に大気汚染物質のPM2.5と黄砂に含まれる有害物質の分解に効果があることを検証したと発表したと報じられていました。

 

黄砂に付着し、アレルギーなどの原因となる真菌の繁殖を抑制することも分かったといいます。

 

ナノイーといえば、パナソニックの家電で良く聞かれますが、どのようなものなのでしょうか?

 

ナノイーは、ナノメートル(10億分の1メートル)サイズの電気を帯びた水粒子のこと、同社のHPによれば、『「ナノイー」はOHラジカルを豊富に含んだ水のカプセル。ナノサイズの水のカプセルに多くのOHラジカルを包み込んだ状態で大量に空気中に放出されます。
OHラジカルは空気中の菌・アレル物質に含まれる水素を抜きとるという性質をもっていて、このOHラジカルの数が多ければ多いほど除菌効果が期待できます。』とあります。

 

その効果を利用して、同社の主な白物家電などに使用されていますが、同じような効果で競合する技術には、シャープの「プラズマクラスター」がありますね。

 

【PM2.5対応】Panasonic 加湿空気清浄機 エコナビ×ナノイー ホワイト F-VXH50-W

パナソニックではこの「ナノイー」発生装置の他社への販売を強化する方針を明らかにしたといいます。

 

特に、ナノイー搭載の美容家電は海外展開を強化しており、昨年秋に欧州市場に参入したのに続き、近く米国市場でも販売を開始するとのこと。

 

パナソニックは、これら自社製品への搭載だけでなく、他社への外販強化で、ナノイー発生装置の販売を伸ばす考えだということで、すでに、富士通のパソコンに供給実績があるほか、このほど中国メーカーの空気清浄器への搭載も決定したそうです。

 

中国での大気汚染が日本や近隣の国にも影響を与えている昨今の状況もあって、空気を清潔に保つ商品の需要は拡大が見込めると判断、欧米や、大気汚染が深刻な中国でも関連商品を本格展開するといいます。

 

昨年も世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)が、PM2.5などの大気汚染物質による発がんリスクを5段階の危険度の家の最高レベルに分類したと発表するなど、環境汚染が大きな問題になっているだけに、需要は大きそうですね。

 

さらに、トヨタ自動車、マツダなど国内メーカー6社の自動車にも搭載しており、欧米の自動車メーカーとも商談に入っているということで、今後も、家電、自動車、住宅、エレベーター、アミューズメント施設など各分野の企業への供給を広げていくといいます。

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