元歌手で元女優の桜田淳子さん（５５）が２６日、東京・博品館劇場で、デビュー４０周年記念イベント「Ｔｈａｎｋｓ４０スペシャル～ファン感謝ＤＡＹ」を開催し、ファンと再会を果たしました。
先日のブログにも載せましたが、このイベント、彼女がデビュー40年の歩みを振り返り、自ら監修したベストアルバム「Thanks 40 ～青い鳥たちへ」の初回生産分限定の特典として、チケット優先購入予約用のシリアル・ナンバーが封入しているというもの。
客席は３８０席。ベスト盤を買って得られるシリアル番号で応募できるチケットは約１２倍の倍率だったと言われ、ネットでは２０万円の値がついたという話もあったほどの人気だったようです。
イベント前は、歌は歌うのか、復帰はあるのかなどと色々な話しも出ていましたが、１９９２年に統一教会の合同結婚式に参加し、９３年の映画「お引越し」の出演を最後に、事実上の引退状態となっていた桜田さんが、当日は約２０年ぶりにステージに復帰し、歌声も披露したといいます。
このチケットが当選し、ライブを生で見ることが出来たクリス松村がTV番組の中でその様子を次の様に語っていました。
いざ、会場に入ると超満員の会場だったが、チケットは応募によるもので倍率も高かった事から、友人や知人と一緒に来場できた人はいなかった様で、異様な静けさが漂っていたそうです。
やがて会場が暗くなり、ナレーションが流れ、ファンなら誰でも分かる尾崎亜美作詞作曲の「Ｌａｄｙ」のイントロが流れ、あの懐かしい歌声とともに淳子が登場、会場は割れんばかりの拍手と元親衛隊の淳子コールに包まれたそうで、淳子は何度も頭を下げながら「Ｌａｄｙ」を歌い切ったといいます。
クリスさんは「ほとんどが５０才前後のはずなのに、会場はまるで３４年前にタイムスリップしたかのように…。だって、目の前の桜田淳子さんは、１日休養されただけのような現役バリバリと思うぐらいすごいオーラがあったから」と話していました。
今年５月に亡くなった元所属事務所のサンミュージック・相澤秀禎会長の葬儀に参列した際の桜田さんの姿とは全く違い、タイトな服を着て歌う淳子さんのシェイプアップぶりに目を見張ったと言います。
「追いかけてヨコハマ」「しあわせ芝居」をメドレーで披露し、そして挨拶。深々と何回も頭を下げ「今まで応援してくれたファンにお礼が言いたかった」と感謝を口にしたそうで、桜田さんも温かな声援を全身に浴びて目を潤ませていたそうです。
又、自身のヒット曲のレコードジャケットを見ながら思い出話にも花を咲かせたそうで、ゲスト出演した太川陽介（５４）からは「僕は淳子さんの姿を見ていたいです」と“芸能活動再開”を勧められたが、「さぁ～」とおどけた表情を見せたそうで、ファンからの「またコンサートをやってほしい」という声にも「それは約束できません」と返し、本格復帰には慎重な考えを示したそうです。
相澤会長の葬儀からこのイベントの発表までの流れの中で、これを足がかりに芸能活動再開となるのか？という話も良く聞かれていましたが、今日のとくダネ！のなかでこの話題が取り上げられており、やはりネックとなるのは、桜田さんが現在も統一教会の信者であることだといいます。
桜田さんは今も、霊感商法との関わりが指摘されている統一教会の信者であり、テレビ番組、映画など、スポンサーがつく仕事を得るのは至難だといわれていますね。
この日、桜田さんの招待で、来場していたサンミュージックの相沢正久社長も開演前、亡き会長が桜田の統一教会脱会を強く望んでいたことに言及しながら、「その問題がある限り、うちで復帰ということはありえない」と断言していたそうで、一方で「事務所が大きくなったのは、淳子ちゃんのおかげでもある。（会長の）通夜に来ていただいたことも含めて、感謝の気持ちを言おうと思いました」と来場理由を語っていたといいます。
当然、サンミュージックに現在所属しているわけでもなく、今回のイベントもベストアルバムを発売しているビクターが率先してやったことでもないと番組では話していました。
又、霊感商法の被害者と向き合っている山口弁護士は、「統一教会と切り離して考えられない。信者である限り、組織の許諾なしにやることはない。もしくは推奨されてやったのだと思う」とコメントしていました。
又、番組の中で、桜田さんは、現在幸せな状況だと言っているそうで、脱退する意志もないのではという事で、純粋に歌手としてタレントとしての復帰という訳にはいかない様なのですね。
終演後には書面で、「ファンの方々が長い時間（とき）を経て、未だに変わらずに私のファンでいてくださっている事に感動し、幸せな一日となりましたこと、心より心より感謝申し上げます」とコメントを発表した桜田さん、又今後、その姿を見られる事はあるのでしょうか。
