フィギュア全日本 男子金は羽生!高橋渾身の力を振り絞っての演技!

フィギュアスケートのソチ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権のソチ五輪の代表枠は男女各3ずつ。

 
 この内容は女子を含むダイジェスト版
 

今日男子のフリーを終えて、表彰台に立ったのは、ショートを1位で終えた羽生結弦選手でした。
最初の4回転サルコーで転倒するものの、後半で3回転アクセル-3回転トーループなど連続ジャンプも成功させ、194.70の高得点をたたき出し、合計で297.80という点数で優勝しました。

 

2位に20点以上の差をつけて優勝にも、満足することなく、冒頭の4回転サルコウを決めたいと、次に向けての課題を語りました。

 

その羽生選手に次いで銀メダルに輝いたのは、町田樹選手。
今季、どの大会でも大きく崩れることのない町田。
SP2位で初の五輪出場へ大きく前進したショートでのいい流れをそのままに4回転トーループ、3回転アクセル-3回転トーループなど次々に成功させ、大きなミスなく演じきり、277.04点で2位と五輪代表に近づきました。

 

そして、3位に食い込んだのが、小塚選手。
小塚は冒頭の4回転後にバランスを崩すも何とか踏ん張り、後半の3ルッツで転倒があったものの、それ以外をうまくまとめ織田を8点ほど上回っての表彰台でした。

 

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そして何といっても怪我をしながら渾身の力を振り絞って演技をした高橋選手は5位と言う結果に。

 

ソチ五輪の代表を選ぶにあたっては、全日本選手権出場が最低条件になっていることで、怪我をおしての演技に会場からは暖かい声援や拍手が送られていました。

 

高橋選手にとって、ショートより演技時間も長く、足に負担のかかるジャンプの多いフリーは厳しい結果になるだろうと感じてはいましたが、このコンディションの中でも4回転に挑み、演技の途中、手に怪我をし、流血しながらも、最後のステップではもてる限りの力を振り絞って演技を続けました。

 

この各選手の結果も踏まえて、全日本選手権の優勝者である羽生選手は、まず確定しましたが、2人目、3人目については諸条件が絡み合い、難しそうな状況ですね。

 

というのも、改めて選考基準の2人目、3人目を確認してみますと、『 2 人目は、全日本 2 位、3 位の選手とグランプリ・ファイナルの日本人表彰台最上位者の中から選考を行う。』となっており、この条件に当てはまる選手は以下の通りです。

 

全日本の2位⇒町田
全日本の3位⇒小塚
GPファイナルの表彰台最上位者⇒羽生

 

続いて3 人目は、『上記 の選考から漏れた選手と、全日本選手権終了時点でのワールド・ランキング日本人上位 3 名、ISU シーズンベストスコアの日本人上位 3 名選手の中から選考を行う。』となっておりこちらに該当するのは以下の選手になります。

 

ワールドランキング日本人上位3名
1位 羽生結弦
3位 高橋大輔
6位 町田 樹
10位 織田信成
11位 無良崇人
17位 小塚崇彦

 

ISUシーズンベストスコア
上位から(SB)
羽生 293.25
高橋 268.31
町田 268.38
織田 262.98
小塚 230.95

 

町田選手は全日本で2位、ワールドランキング、シーズンベストスコアでも日本人上位3名に入っている為、代表に大きく前進した状況ですが、3番目に選ばれる選手が、全日本で3位の小塚になるのか(Wランキングは日本人6位、シーズンベストは日本人5位)ワールドランキング、シーズンベストスコアでも日本人2位となっている高橋か(全日本は5位)、GPファイナルでは全日本で上位の町田(4位)より上の表彰台にのった織田(GPファイナル3位、全日本4位)など、選考も難しそうな状況です。

 

特に今回のソチ五輪から「団体戦」が入ることもあり、それらを考慮しての選考になるという話もあり、どの選手を選出することになるのか、代表発表までまで分からない状況です。

 

23日夜には女子フリーの演技が行われ、終了後にソチ五輪代表選手が発表されるようです。

 

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