田中将大 年俸には反映されない付帯条件とは?経済効果は?

田中獲得の為にドジャース、カブス、ホワイトソックス、ダイヤモンドバックスとの激しい争奪戦を勝ち抜いたヤンキース。

 

 

田中将大―ヒーローのすべて

そのヤンキースとの契約金なども先日発表されていましたが、田中獲得の為の費用は、入札金2000万ドルに加えて、年俸は最初の6年が2200万ドル、最終年が2300万ドルと締めて1億5500万ドル。これだけでも日本円で181億円にも達するといわれていますね。

 

しかし、契約、年俸には反映されない付帯条件があるといいます。
それが引越し代にかかる費用なのだとか。

 

AP通信によれば、田中の移籍に際して、引っ越し代に3万5000ドル、ニューヨークやキャンプ地のフロリダ州タンパで借りる家の家賃が年間10万ドル、専属通訳の給料が年8万5000ドル、本人以外の日本との4往復分ファーストクラス航空券(約8万ドル相当)など、多岐にわたる手当が含まれているといい、これは、年俸以外で受けることができるといいます。

 

しかし、この条件、田中だけに高待遇かといわれると、そうでもないそうで、過去にレッドソックスに入団した松坂も、レンジャースに移籍したダルビッシュの場合も、上記以外に通訳やマッサージ師、専属トレーナーなどさまざまな条件が加わっているそうで、現在のトップクラスの日本人選手が受ける常識と思われる範囲内のことだといわれています。

 

そんな田中の移籍には、お金がらみの話題がつきませんが、経済効果という面から見ても大きなプラスになるといいます。

 

産経ニュースの記事によると、関西大大学院の宮本勝浩教授(理論経済学)の試算では、ダルビッシュ有投手(27)が平成24年に日本ハムからレンジャースに移った際の経済効果を抜き、史上最高なのだとか。

 

米国内で生まれた経済効果については為替相場が田中投手の移籍が決定した時点の1ドル=104円で計算だそうですが、田中投手の1年目の年俸(約23億円)や楽天へ支払われる譲渡金(約21億円)に加え、ユニフォームなどのグッズや観戦チケットの売り上げ増、日本からの応援ツアーなども盛り込んでいるといいます。

 

ダルビッシュ投手が移籍した際の経済効果は約259億円だといい、宮本教授によると、当時は1ドル=77円で試算しましたが、同じ相場で計算しても田中投手のほうがやや上回るといいます。
宮本教授は「日米両国の田中投手に対する期待がいかに大きいかを表している」と話すように、田中の移籍は個人だけではなく、その影響が大きいようです。

 

そんな田中とともに、妻である里田まいさんも自身のブログで胸中をつづっています。

 

「主人のお仕事で、アメリカのニューヨークに行くことになりました」と切り出し「主人が行きたい場所であればどこでも着いていくつもりでしたから、無事就職先が決まって本当に良かったです」という安堵とともに、ニューヨークを拠点に活動することに対し、里田は「不安はもちろんありますし、挫折や困難も待っていると思います」としながらも「でもそれ以上に強くなりたい、成長したい、乗り越えた先の景色を見たい。一歩踏み出すことが楽しみな自分がいます」と胸を躍らせている様子も伺えます。

 

メジャーリーガーの妻として田中投手を支えていく今後に向け「今はただ、目の前のことをひとつひとつやるだけ」と気を引き締め、ブログは「どこへいっても続けていきます」と報告していました。

 

一方、田中投手も同日夜、ブログを更新し「自分の夢を尊重し、新たなステージでプレーすることを認めてくださった球団、関係者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。そして入団以来、どんな時も温かい声援を送ってくださったファンの皆様、これまで本当にありがとうございました」と感謝。日本のファンに向けて「楽天イーグルスで培ったことを糧として良い報告を届けられるよう、日々頑張っていきます」と誓い長い間、本当にありがとうございました!」とつづっています。

 

向こうでのマー君の活躍に期待したいですね。

 

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