高橋メアリージュン 潰瘍性大腸炎を告白!多くの方にこの病気を知ってほしい…

モデルで女優の高橋メアリージュン(26)が15日、難病に指定されている”潰瘍性(かいようせい)大腸炎”であることを自身のブログで明かした。

 

 

高橋さんは過去にもツイッターでこのことは報告していたが、スポニチアネックスの記事によると・・・
 

「同じ病気に悩まされてる方々のためにも、そして病気の早期発見のためにも、少しでも多くの方にこの病気を知っていただきたい」という思いからブログにつづったという。

 

潰瘍性大腸炎は自分で治せる (難病を制覇した医師と患者103人の記録)

この「潰瘍性大腸炎」という病気は、大腸粘膜に潰瘍やびらんができる原因不明の非特異性炎症性疾患で、厚生労働省より特定疾患に指定されているものだ。

 

血便、粘血便、下痢、腹痛が主な症状で、ひどくなると体重減少や貧血、発熱がみられるというが、治療によって改善しても数カ月から数年後に再び悪化し、それを繰り返す場合(再燃緩解(さいねんかんかい)型)や、症状がだらだらとずっと続く場合(慢性持続型)などのタイプに分類されるという。

 

20~30代の若年成人に多く発症し、50~60代の人にもみられるというが、もともと欧米人に多い病気で、日本人には少ないと考えられていた。
しかし、食生活の欧米化などにより、増加傾向にあり、患者数は10万人を超えるというから、この病気を抱えて苦労している人はかなりいるのだと思う。

 

高橋は診断が出るまで病名も知らなかったといい、「一見“この人トイレが近いな”“お腹弱いな”で済みそうですが、常に近くにお手洗いがないと不安で、ゆっくり買い物というのも難しくて、DVDを選んで借りるのも一苦労。お手洗いに人が並んでる時なんてそれはもう絶望的で…」とブログでつらい日々を語っている。

 

潰瘍性大腸炎は個人差のある病気で、人それぞれ症状、重さ、治療など変わってくるというが、かつてこの病名が取り沙汰されたのは、2007年に安倍総理がこの病気での体調不良を理由に突然の辞任を表明した時だった。

 

病気の重さでいうと、安倍氏の症状は「1日に30回以上もトイレに駆け込むほどだった」ともいわれており、総理という重責を担う中で、この病気を持ちながら分刻みのスケジュールをこなすのは大変だったと思われる。

 

しかし、再び総理となるとこの病気について、「画期的な新薬が登場し、すっかり難病を克服することができた。今は心身ともに健康だ」と話していたように、2009年10月に日本で認可された潰瘍性大腸炎の治療に用いられる「アサコール」という薬がとても合い、安倍氏を救ったといわれている。

 

どの薬にも自分の体調に合う、合わないはある為、個人差もあるようだが、日々薬や治療も進歩していくのだなと感じさせてくれる。

 

この病気だけではなく、見ただけではわからない持病を持っている人は意外と多いもの。
この様に、名前の知れた人が公表することで、その病気に注目が集まり、周囲の理解が深まることで救われる人もいるのだと思う。

 

高橋も「理解していただきたい、そして病気に負けず前向きに生きていく励みになりたい」と疾患者を勇気づけたいという気持ちを強調していた。

 

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