安藤美姫 強化指定見送り!次のチャンスは?

先日行われた関東選手権で優勝した安藤美姫(25)=新横浜プリンスク=ですが、16日、日本スケート連盟は強化選手指定を見送ったと発表しました。

 

 

伊藤秀仁フィギュア部長によると、強化部が「五輪に出る強化選手のレベルに達していないと判断した」といいます。

 

先日行われたドイツのネーベルホルン杯での演技を終えて、課題としていた「4分間を滑りきる体力」でしたが、関東選手権は、今季のフリー「火の鳥」で挑んだ冒頭の3回転ルッツ、続く3回転ループと立て続けに回転不足の判定。
中盤の2回転アクセル‐3回転トーループの連続ジャンプは、後半ジャンプが2回転となり、2回転トーループで転倒。
終盤のスピンでは、疲れが隠し切れず、4段階評価で1が付き、表現力を示す5項目の構成点も伸ずに、総得点で150点を切ったのは、07年11月のNHK杯以来となりました。

 

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この安藤選手の点数は現状でどれぐらいのものなのかというと・・・

 

合計147・30点というのは、昨年の全日本選手権で10位相当にあたり、今月上旬の国際大会2位の鈴木明子(邦和スポーツランド)より33点低いという結果です。
課題であったフリーの演技をみても、91・05点と5日のジャパンオープンで6人中5位だった村上佳菜子(中京大)を10点下回っていますので、強化指定にはやはり厳しい結果だったということでしょう。

 

安藤の強化指定については、又、次回11月2日からの東日本選手権の内容で判断するとされていますので、ドイツでの復帰初戦ぐらいの点数(合計162・86点)を獲得し、この試合並みの演技ができれば、強化指定される可能性はあるといいます。

 

そしてその次回の大会である東日本選手権(11月・群馬)で6位以内に入ることができれば、14年ソチ五輪最終選考会の全日本選手権への出場権を獲得できるといいますので、ここは結果を出してしっかり決めたい所ですね。

 

関東選手権の試合後、本人の意向で取材には応じず、書面でコメントを発表。
「課題も残る2日間になりましたが、今の自分に何が足りないかが明確になったので、今後につながるいい試合になったと思います。」としています。

 

12月の全日本選手権まで残り2カ月。
11月にオーストリア、グラーツで行われる国際大会のアイスチャレンジから招待されたことが判明しており、東日本選手権で結果をだして、全日本に向けての残り2ヶ月に、この国際大会を貴重な実戦の場としたい所です。

 

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