浅田真央 来季の休養を発表 大学に復帰 スケートはショーで

フィギュアスケートの浅田真央(中京大)が、自身が座長を務める7月のアイスショー「THE ICE」の開催記者会見で、来季1年間を休養に当てる意向を発表した。

 

 

バンクーバ五輪終了後の進退が注目されていた浅田だが、今日の会見で「今までいろいろ考えてはきたんですけど、やはり今年は自分の体も気持ちも少しお休みをするという形で決めました」と自身の決断を述べた。

 

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記者に、1年間というのは具体的にどの大会までを指すのかと問われた浅田は、「少し体も心も休めるので、試合に復帰するのであれば、もう今から始めていかないと間に合わないと思います。とにかく今シーズンは、今の自分が考えているところでは、全ての試合をお休みするという形にしたいなと思います。」と話し、7月1日から始まる新シーズンはすべての競技会の出場を見送るとした。

 

引退ではなく、「休養」すると決めた理由として、会見の中で浅田は以下の様に話してる。

 

『今シーズンを終わってみて、自分が「やり切った」と思いました。
まだ、自分が引退という決断には至ってはいないのが今の気持ちです。
やっぱり体も心もちょっと疲れているので、とにかく1回休もうと思ったのが今の気持ちです。』

そして、
『バンクーバー(五輪)からずっと、自分の気持ちもソチまで頑張るという気持ちでやってきました。今は全てをやり切った気持ちで、「これから頑張れるのかな」と。まずは1年間、今後何を目指していくか、どのようにしていきたいかをゆっくり考える年にしたいと思います。』

 

と話し、今後については休養中に良く考えたいと話している。

 

休養が決まっても、気になるのは、この休養後に復帰の可能性はあるのかという点だ。

 

この可能性をきかれた浅田は「私自身も、本当に先のことは分からなくて、その時の流れに任せればいいのかなというのが今の気持ちです。
今シーズンについてはお休みという形ですが、(休養後の)次のシーズンについては、まだハーフハーフなんじゃないかなと思います(笑)。」と答え、休養後の復帰について、今の段階では以前と変わらず『ハーフハーフ』であると話した。

 

 

休養している間にやりたいことを聞かれると、ソチ五輪のシーズンが終わったという気持ちが大きすぎて、特に何がしたいというのはないと答えると、今、目の前にある自分のやるべきことを精一杯やって行きたいということや、今年は、在学中の大学に又通い始め、大学に通うのがメーンの生活になると思うとしながらも、スケートについては、ファンに対して「ショーを楽しみに見に来てもらえたら」と話した。

 

 

記者会見後にフジテレビの番組の中で、視聴者から寄せられた質問に浅田は以下の様に答えている。

 

一年の休養期間に大学に通い始めると話した浅田だが、「キャンパスライフ」について聞かれると、「全く新しい生活なので、そういった意味ですごく楽しいですし、新鮮な気持ちですね」と笑顔で答えた。

 

又、「今一番はまっている事は?」という質問に対して、フレッシュジュースを飲むことだと答えると、この日の朝は、「豆乳とバナナとパイナップルと、小松菜とほうれん草とニンジンのジュース」だという。

 

恋をしていますかというストレートな質問には「していません」とはっきり答えたが、憧れの結婚像に対しては「子供はほしい。いつになるかわからないけれど、そういう夢はあります」と答えた。

 

最後に自身が座長を務める7月のアイスショーには、被災者の方を招待するので、良い思い出になって楽しんでもらえたら良いと思いますと話していた。

 

 

試合をしないで過ごすことは今までなかったという浅田。

今年は織田、安藤、鈴木など一時代を築いた選手たちが引退し、高橋も来季は休養となるフィギュア、来季の選手の顔ぶれはかなり変わるのかもしれない。
浅田も休養となると、フィギュアファンには寂しい限りだが、一年間ゆっくり休んで、納得のいく答えを見つけて欲しい。

 

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