遠野なぎこ 19年間続いた過食嘔吐が止まったその理由とは?

      2017/10/19

現在、女優として活躍する遠野なぎこ。
TVのバラエティー番組やトーク番組などで自身の半生を語り、周りが驚くような幼少期からの壮絶な出来事を話し話題になっている。
(※こちらに関しては別の記事に詳しく載せているので気になる方はチェック)

 

 

その結果、母親に正しい愛情を与えてもらわないまま育ち、自分に自信を持てず、気持ちが常に不安定でになり「過食嘔吐」といった摂食障害に落ち入ってしまったことも明かしていた。

 

今までトーク番組でも「酒」と「男」に関する発言が多いのだが、酒に関しては、先日、番組の取材で、「唐辛子をサラダにかけ過ぎたり、休日は酒をほぼ1日中飲んでいる」といった偏食傾向およびアルコール依存症であることが分かり、健康被害を及ぼすとして警告を受けていた。

 
実際にこれが災いし、シャンプーをした後に抜け毛が多く発生したことが判った他、番組取材で人間ドックに入った際も、「余命7年」と診断されているなど、酒が悪影響を与えていることも指摘されている。

一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ

 
自身の口からは、「24時間飲み続けたことがある」、「つまみなしですきっ腹で飲むのが好き」、しかも「飲むと毎晩記憶がなくなり、酔ったまま外で寝る」、「(酔って知らないうちに)何度も骨折をしている」など、健康を害するような飲み方や、その頻度も毎日というぐらい半端がない。

 
一方、男性については、「好きな人には自分からアプローチする」、「男性を落とすのが好きだが、落とすまでが楽しい。」又、「落とすと興味がなくなって自分から捨てる。」「男性からアプローチされるのは苦手だ」と話す。
7股交際をした事があり、別れる時は自分からふるなど、そんな奔放と思われる言動も話題になっている。

 

 

最近では、遠野を一生幸せにしたいといっていたほどの彼がいたが、自分がどれだけ好かれているか確認をしたくて、テレビに出演した俳優を指さし「この人と付き合っていたことだある」と何度も何度もいって、相手の反応を確かめる、確かめないと気がすまなかったようで、さすがにこれには結婚を考えていた彼氏も激怒し破局に至ったのだという。

 
その彼のことを遠野は引きずっており、自分が悪いと反省しているというが、幼少期からの過酷な経験によって、歪んでしまった人格は、こういった形でしか愛情を示せなくなってしまっていたのかもしれない。

 

 

そんな遠野が、5月5日に再婚した。
15歳から19年間もの間、苦しんできた摂食障害だが、今の夫と出会ってから2カ月間、その症状のうち過食嘔吐(おうと)がピタリ止まり、「私にとっては奇跡」と話している。

 
その「奇跡」の原因を、遠野は『愛情』だろうと話す。
愛されている実感があり、愛している実感もあるという。
自分が幼い頃に愛情を受けていないから、相手との距離感が分からないとしながらも、「彼が悲しい思いをしたら悲しいし、うれしかったらうれしいし、自分のことのように思えます。これが愛なのでしょう。」と話している。

 
どうにもならなくて鳴きながら吐いていたといい、芸能界スピード離婚記録といわれた72日間の結婚生活の際も、1日5回ぐらい嘔吐していたというのだが、19年間続いたそんな症状が、2ヶ月の間、一度も症状が出ていないという。

 
そして遠野は「今だから分かることですが、前の結婚のときは当時の主治医から、結婚や出産で摂食障害が治る人がいると聞かされ、結婚に賭けたところがありました。治療には薬や医師の力も必要ですが、大切なのは愛情です。今の彼との愛には安心感があります。」と、今までに得られたことのなかった愛情を得たことで、体調がよくなったことを実感しているようだ。

 

 

摂食障害が始まったのは、母親から「食べて吐きなさい」といわれたのがきっかけで、「太りたくなければ吐けばいい」と、指の入れ方などを教えてもらったという。
ダイエットのつもりだったし、まさか母親が危険なことを教えると思わないと話す遠野だが、今考えれば、母も摂食障害だったという。

 

 

しかし、遠野も、遠野の母もそれだけではなく、強迫性障害もあり、泣きながら戸締りや火の元を確認して、家を出るのに何時間もかける、ドライヤーから火が出るイメージが広がり、電源を抜いても家を出られないという。

 
さらに、遠野自身は醜形(しゅうけい)恐怖もあり、鏡を見るのは苦痛でしかないという。
それでもテレビに出るのは、私が「遠野なぎこ」という人に依存しているのだと思うとはなし、母親が作り上げた私ではなく、自分だけの頼れる自分を失っては生きていけないと必死なのだと思うと語る。

 
これほど、いくつもの障害を抱えているにも関わらず、TVに出るときは、ちょっと過激な発言をストレートにするとは思っても、そんな苦しい様子はあまり感じられない。

 

 

遠野自身、バラエティー番組に出ているときは強気にしているといい、19年間、いつ死んでもいいと思っていたという。

 
「後先を考えないから、人から見れば突拍子もない行動をとっているように見えるでしょう。結婚は無理だろうし、恋人だって適当に遊んでいればいいや」と思っていたという。
最後に遠野はこの様に話す。

摂食障害は「過激なダイエット」という誤解がとても多いけれど、本当は心の問題、自尊心の低さの表れです。私自身も性的に逸脱していた時期があり、それが面白おかしく、大きく騒がれました。リストカットをしないと生きられなかった時期もあります。血を見ると生きているのだ、生きていていいのだと安心しました。「誰かに見せたくて
やっている」という誤解が多いのですが、自分の傷を見て安心するためにやっている人が多いのだと思います。(産経ニュースより)

 

経験を本にするのは勇気が必要だったというが、出させてもらえるなら、同じ摂食障害に苦しむ人たちが理解されるように事実を隠さずに明らかにしようと思ったという。

 
遠野自身、バラエティーにたくさん出させていただいて、精神疾患を持っていても愛してくれる人はいるから、希望を捨てないでほしい、と伝えたいと話し、精神疾患で最もよくないのは孤独感のような気がするという遠野は、テレビを見て、つながっていると思ってくださったらうれしいと語っている。

 
これから、彼女の心が少しずつ癒され、他の障害も克服していける日がいつしか来ることが、何よりも同じ疾患を持つ人たちの励ましになるのかもしれない。

 

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