ホームレス 若手の台頭や資源の奪い合いで死者も!

      2017/10/19

先日、東京都渋谷区神南の区立勤労福祉会館敷地内で、50歳代の男性2人が血を流して倒れているのを通行人が発見、110番したという。

 

 

警視庁渋谷署員が駆け付けたところ、2人は刃物で足や腹を刺されており、病院に搬送されたが、1人は死亡、もう1人も重傷を負った。

 

現場はJR渋谷駅から北に約500メートルの繁華街で、公園通りの渋谷区勤労福祉会館の前。パルコの向かいのビル。
時間帯は遅いとはいえ、人通りのある繁華街での出来事で、事件直前に60代とみられる男と口論しているのを目撃されている。
 

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捜査事情通によれば、原因は寝る場所の奪い合いで、ひさしで雨をしのげる会館の玄関前をめぐって言い合いになったとみられ、警察は殺人容疑などで男を追っているという。

 

ホームレスが高校生などに暴行を受けて怪我をするといったニュースはこれまでも聞かれたが、ホームレス同士のトラブルというのは良くあることなのだろうか。

 

日刊ゲンダイによると、実際、ホームレス同士の「資源」の奪い合いや、若手のホームレスとのトラブルが起きているのだという。

 

1冊100円で路上販売する雑誌や回収業者に売る段ボール箱、1キロ50~100円になる空き缶などをめぐっての縄張り争いや、暮らしに便利な場所、つまり今回の事件のように雨つゆを防げるひさしの下や、水道、トイレに近い場所なども奪い合いの対象となるようだ。

 

たしかに、昔に比べると、地下鉄の通路など、雨風の凌げる場所は、以前であればホームレスの姿が結構見かけられたが、最近は減っている。
それだけに、ホームレスにとっての「良い場所」というのは、争いの元にもなってしまうのだろう。

 

又、失業した30~40代のまだ若い路上生活者が、ホームレスの世界にあると思われる「掟」を平気で破るのだという。
「老人のホームレスを見下し、年長者がいない間に、荷物を放り出して寝床を奪ったりする、それに文句を言った年長者が暴行される」といったトラブルも起きているようだ。(日刊ゲンダイより)

 

平成24年1月の時点で厚生労働省が行ったホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)によると、55歳以上のホームレスは全体の6割を占めるなど、年々高齢化してきている。

 

いざとなれば、「掟」を守る義務があるわけでもないし、このような問題は高齢のホームレスにとって切実な問題かもしれない。

 

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