羽生のフリーは「オペラ座の怪人」高難度の構成 今年の自分は今年の自分で勝ちに行く!

ソチ五輪のフィギュアスケート男子金メダリスト、羽生結弦(ANA)が7日、3シーズン目を迎えた練習拠点のカナダ・トロントで練習を公開し、フリープログラム「オペラ座の怪人」を初披露した。

 

 

この曲について、羽生は「中学生の時から好きな曲で思い入れが強い。僕なりのファントム(主人公の怪人)を見てもらいたい」と、新シーズンへの意気込みを語った。

 

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フリーは今季から使用できるボーカル入りの曲で、前半にサルコーとトーループの4回転を跳び、後半に2度の3回転半ジャンプと4回転トーループのコンビネーションを組み入れるという昨シーズン以上に難易度の高い構成に挑んでいる。

 

指導するブライアン・オーサー・コーチは「五輪の金メダルが、大きなモチベーションになっている」と意欲的な取り組みを評価した。

 

後半に4回転を持ってくるという高難度の構成であり、ショパンの「バラード1番」を選んだショートプログラムでも、後半に4回転トーループを入れるなど、今シーズンの羽生のプログラムは、体力的にもスタミナが要求される内容になっている。

 

羽生は「4回転をフリー、ショートともに後半に入れているので、しっかりと体力をつくる。完成度の高い演技を、ひとつひとつの主題でできるようにしていきたい」と話す。

 

羽生は10月9日からのフィンランディア・トロフィー(フィンランド・エスポー)で新シーズンのスタートを切る。

 

「五輪王者になったから、次の年に全部勝てるかというと、そういうわけではない。しっかりと気を引き締めて。今年の自分は今年の自分で勝ちにいくという気持ちでやっていきたい」と話す羽生。

 

金メダリストとして迎える今シーズン、どんな滑りで魅せてくれるのか楽しみだ。

 

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