3人が感染・デング熱とは?症状は?気をつけることは?

      2017/10/19

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今月27日、熱帯や亜熱帯の地域で流行している「デング熱」への感染が国内ではおよそ70年ぶりに確認された埼玉県の10代の女性に続いて、同じく海外への渡航歴のない埼玉県の20代の女性と東京都の20代の男性が、28日、新たに感染していたことが分かり、国内感染は3人となった。

この2人は、27日に「デング熱」への感染が確認された埼玉県の10代の女性と知り合いで、同じ学校の生徒だという。
報道によれば、3人はほかの生徒と一緒に8月初旬から週に3回ほど、学園祭に向けて代々木公園でダンスの練習をしていたことから、都は公園でデングウイルスを保有している蚊に刺されて感染した可能性が高いとみて、本日、28日夕方に駆除を実施している。

 

●デング熱とはどんな感染症か?

 

デング熱は、熱帯、亜熱帯で見られるウイルス感染症で、感染後2~15日で発症し、高熱や頭痛、腰痛、筋肉痛などの症状が表れるという。

 

ヒトからヒトに直接感染するような病気ではなく、感染しても発症しないことも多くみられるというが、現在のところ、ワクチンや治療薬はなく、外務省によれば、より重いデング出血熱に発展した場合、死亡率は15%程度になるが、集中治療によりその死亡率は1%以下まで下がるという。

 

感染源は、ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖、 その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染するという(蚊媒介性)。

 

●なぜウイルスが広がったのか?

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こうした都心の代々木公園で、デング熱に感染した疑いのある患者がみつかったことについて、NHKのニュースのなかで、長崎大学熱帯医学研究所の森田公一所長はこのように話している。

 

「海外でデング熱に感染した人がたまたま公園に来て、蚊がその人の血を吸ったため、体内にウイルスを持つようになり、別の人に広げたのではないか」

 

森田氏によれば、ここ数年、海外でデング熱に感染して帰ってくる人は200人を超えていて、昨年はこれまでで最も多い249人だったという。

 

デング熱のウイルスを媒介する蚊は、主に「ヒトスジシマカ」と「ネッタイシマカ」の2種類だといわれており、ネッタイシマカの方が、より多くの人にウイルスをうつしてしまう特徴があるという。

 

しかし、生息地は東南アジアなどの流行地で、今のところ日本には生息していないということで、ヒトスジシマカが媒介したとの見方が大きいが、森田氏は「ウイルスの伝達能力が強いネッタイシマカが日本にも入ってきているのではないかという危惧がある。ネッタイシマカが生息していると患者の数も増えてきてしまうので、蚊の調査を行うことが重要だ」と指摘している。

 

●さらに患者が増え続ける恐れはあるのか?

 

森田氏はデング熱はインフルエンザのように人から人に感染するものではなく、蚊が媒介するものなので、今後、無制限に患者が増え続けるおそれはないという。

 

蚊に刺されない対策を行えばよく、ウイルスを持った蚊も10月ごろになれば死ぬ。卵を産むが、ウイルスが受け継がれることはほとんどないと話している。

 

●予防のために出来ることは?

 

デング熱を媒介するヒトスジシマカは、人に身近な蚊の一種で、体に白い斑点があることでほかの蚊と区別できるという。

 

又、ふだんは丈の低い茂みなどに隠れており、活動する時間帯は日中で、午前中の気温が上がる前や午後の気温が下がった時間帯に最も活発に動き、吸血する。

 

蚊に刺されるのを防ぐには、長袖のシャツを着たり、靴下を履いたりするなど、なるべく皮膚の露出を減らすことが有効なほか、虫よけスプレーなどを使うことも効果的だという。

 

尚、ヒトスジシマカは、関東周辺では10月上旬まで成虫が発生するため、身の回りに蚊が卵を産み付ける場所となる水がたまりやすいバケツや空き缶、植木鉢などを放置せず、蚊の幼虫の発生源を防ぐといった予防も重要だという。

 

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