グランプリシリーズ初戦で優勝 町田選手はどんな選手?

      2017/10/19

グランプリシリーズの初戦であるアメリカ大会で見事優勝を果たした町田樹選手ですが、どんな選手なのでしょう。
町田選手のプロフィールを見てみますと、1990年(平2)3月9日、神奈川県川崎市生まれの現在23歳。
コーチは大西勝敬氏。162センチ、53キロ。

 

 

3歳で競技を始めましたが、小学4年から、父親の転勤で広島県府中市に転居、中学からはリンクのある広島市に移って練習を積みましたが、中学校卒業後は広島に通年リンクがなかった為、なんと岡山県の高校まで毎日新幹線で通学したといいます。

 

高橋大輔選手にに憧れて高校、大学と同じ道を歩んでいるようで、現在は関西大学在学中ですね。

 

08年ジュニア全日本選手権2位。09-10年からシニアに参戦し、10年ネーベルホルン杯で自身初の4回転トーループを成功させて初優勝、GPシリーズは12年中国杯で初優勝を飾って、注目が集まりましたね。

 

昨季までの2季は米国、現在は大阪が練習拠点。全日本選手権は09、11年の4位が最高位です。

 

昨シーズンは、初戦にオンドレイネペラトロフィーに出場し優勝、グランプリシリーズはスケートアメリカと中国杯にエントリーし、スケートアメリカではフリースケーティングと総合得点で自己ベストを更新し3位、グランプリシリーズ初のメダルを獲得しています。

 

続く中国杯では、ショートプログラムと総合得点で自己ベストを更新してグランプリシリーズ初優勝。またそれにより初のISUグランプリファイナル出場を決め、今回のGPシリーズの出場が決まったのですね。

 

フィギュアスケート2013-2014シーズンオフィシャルガイドブック (アサヒオリジナル)

今回の優勝に町田選手は 「自分の演技ができて本当に満足。靴のホックが壊れるハプニングがあった中で、この点数を出せて自信になった。ただ、今大会の優勝は(ソチ冬季)五輪代表争いでアドバンテージにならない。まだ崖っぷちという意識でやりたい。」(共同)と話しているようで日本の代表になることに安心はしていない様子です。

 

●町田選手のスケートの美学

 

町田選手は、「足にはスケート靴、手には哲学書」という異色のスケーターなのだそうで、趣味の読書はかばんに必ず2冊の本を忍ばせているといいます。
遠征などの移動の時にはどんどん読むといい、愛読書はドイツの哲学者ヘーゲルの「美学講義」なのだとか。

 

美的価値を問う学問への傾倒は、フィギュアにも美的完成度を求めるようになったといいますから、アスリートとしての町田選手にかなり影響を与えているのかもしれません。

 

「目指しているのは、純粋芸術としてのフィギュアスケート。スケート人生のテーマです」。競技性を超えたところで、1つの作品を作り上げる表現者でありたいといいます。

 

今季のSP「エデンの東」の着想を得たのは1年以上前。「五輪シーズン、僕自身のスケーター20周年」に温めていた演目で、作品は映画で有名だが、「『エデンの東』=(俳優の)ジェームス・ディーンという色眼鏡を外して、僕のエデンとして解釈してほしい」と願っているそうで、「小説の舞台のサリナスに吹く風や、雄大な自然をリンクの上に描きたい」といいます。

 

「1つ1つの要素でなく、1つの芸術作品として創作している」
優雅に舞う最後のスピンの回転が止まるまで、全部を受け止めてほしい。
観客からはスタンディングオベーションを受け、演技後に右拳も強く握りましたが、これから表現者としての町田選手の成長に注目しながら、応援していきたいですね。

 

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