新たな脅威 今度はマールブルグ出血熱が発生!

マールブルグ出血熱による死者が、東アフリカのウガンダ共和国で出たとのニュースがあった。

 

 

マールブルグ出血熱とは、マールブルグウイルスを原因とする人獣共通感染症で、マールブルグ病、マールブルグ熱などとも呼ばれる。

 

ホット・ゾーン――「エボラ出血熱」制圧に命を懸けた人々

このマールブルグウイルスはエボラウイルスと同様にフィロウイルス科のメンバーであり、電子顕微鏡上の形態は酷似している。

 

過去の発生例は次の通り。

1967年:西ドイツ、ユーゴスラビア 32人感染、7人死亡
1975年:南アフリカ(ヨハネスブルグ)(ジンバブエで発生 3人感染、1人死亡)
1980年:ケニア 2人感染、1人死亡
1987年:ケニア(オランダ人の少年)1人感染、1人死亡
1998 – 2000年:コンゴ民主共和国(金鉱労働者中心)154人感染 128人死亡
2004 – 2005年:アンゴラのウィジェ州 277人死亡
2012年:ウガンダ、4人死亡
(wikipediaより)

 

厚生労働省によると、潜伏期間は3~10日間である。発症は突発的である。発熱、頭痛、筋肉痛、皮膚粘膜発疹、咽頭結膜炎に続き、重症化すると下痢、鼻口腔・消化管出血が見られ、エボラ出血熱に類似する。マールブルグウイルスの自然界からヒトへの感染経路は不明で、ヒトからヒトへは血液、体液、排泄物との濃厚接触及び性的接触によりウイルスが伝播する。

なお、致死率は24~88%という情報と25~80%という情報があり、どちらにしろ最悪の場合80%程度ということだ。

 

基本的にエボラ出血熱の親戚のようなウイルスなので、要注意だ。
 

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