先日のNHK杯で女子シングルを制し、GPファイナルへの切符を手にしたアメリカのグレイシー・ゴールド選手が4日、左足の疲労骨折の為、GPファイナル欠場を発表した。
検査の結果、ゴールドは来年3月に中国・上海(Shanghai)で行われる世界フィギュアスケート選手権への出場に備えて、治療と休養を選択したという。
ゴールドは「大局的には、できるだけ早く回復しなくてはいけません。
今年(今季)の目標は、全米選手権(2015 Prudential U.S. FigureSkating Championships)でまた優勝して、世界選手権で表彰台に上がることです」と語っている。
GPファイナルはGPシリーズでの順位がポイント換算され、上位6名までが出場できる大会だが、ゴールドの棄権により、GPポイント7位で、補欠1番手となっていた日本の本郷理華(18=愛知みずほ大瑞穂高)が出場権を得ることになった。
このGPファイナル、日本女子が誰も進出出来なかったのは、14季ぶりと話題になったが、本郷の繰上げ出場でその危機を逃れることになった。
本郷は、「いただいたチャンスを生かせるよう精いっぱい頑張ります。伸び伸び楽しく滑って自分の演技ができればと思います。」と語っている。
本郷理華選手について~
宮城県仙台市出身の18歳。
昨季は全日本ジュニア選手権優勝、全日本選手権6位、世界ジュニア選手権8位。GPシリーズに今季デビューし、第2戦のスケートカナダで5位。第4戦のロシア杯でGP初優勝を果たしている。