フィギュア羽生 GPファイナルの勝因は4回転サルコーにあり!?

GPファイナルで優勝したフィギュアシングルの羽生結弦選手。

 

 

羽生はインタビューの中で、勝因の一つに「4回転サルコーの成功」を挙げた。
今シーズン、(4回転)サルコーを綺麗に降りた試合が初めてだった羽生は、サルコーの成功で、その後のトーループにもつながったと話す。

 

怪我をした中国杯からは約1ヶ月、身体を気にして思うように練習ができなかった時期を経て、NHK杯からの2週間、羽生は追い込んだ練習を積んできたという。

 

卓上 羽生結弦 カレンダー 2015年

試合前の公式の練習ではまらなかったというサルコー。
しかし、公式の曲かけで上手くハマったのを再現したという。

 

自分の得意なイメージに合わせて、身体を乗せていく。
どの音でシャッセをやって、どこで足を上げて・・というように自分の決めたとおりにやったという。
本番でそれが見事にハマったことで、良い流れが出来た。

 

その流れを決めると思われる冒頭の4回転サルコーを成功させるために羽生が試合前の前の演技者の点数待ちの時間を利用してやったことがあるという。

 

それは、身体に刺激を入れること。

 

SPの結果、トップだった羽生は最終滑走者、6分間練習からはだいぶ時間がたち、身体も暖まっていない。
サルコウまでに身体が動ききれないと感じた羽生は、前の選手の点数待ちの間に、アクセルジャンプを跳んだという。

 

その結果、身体に刺激を入れることが出来、それが良い結果につながったと分析した。
アクセルは体力を使うジャンプであり、普通の3回転よりも難度が高い上、いくら3Aが得意な羽生でも身体には負担がかかると思われる。

 

実際、前ならこの時にアクセルを跳ぶことは出来なかったと話すが、しかし、ここまで追い込んで練習してきたという自信に加え、身体が思うように動くようになってきた今大会、跳べることを信じていたという。

 

結果、今までの中でも最高に出来栄えのよい4回転サルコーが跳べた。

 

そう話す羽生に、インタビューしていた元フュギュア選手の織田信成は、「(そうはいっても)なかなか思いを実現出来る選手っていない」と話すと、羽生に対して「凄すぎて言葉にならない」と語った。

 

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