山下達郎「クリスマス・イブ」29年連続でトップ100入り!

      2017/10/19

この時期になると、どこからともなく聞こえてくるクリスマスの曲。
定番曲は?と聞かれるといくつか頭に浮かぶが、中でも山下達郎の「クリスマス・イブ」を思い浮かべる人も多いだろう。

 

 

そんな「クリスマス・イブ」が今月22日付けのオリコン週間ランキングで29位を獲得し、29年連続でトップ100入りをしたという。

 

同楽曲は、現在公開中の映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』のテーマ曲となっており、山下が30年ぶりに映画音楽を監修しているのだが、それに合わせ、妻でもある歌手の竹内まりやが歌う映画のエンディング曲「ザ・クリスマス・ソング」~「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」のスペシャルメドレーを追加収録した2014年期間限定バージョンが発売された。

クリスマス・イブ(2014 Version)

 

この発売によってさらに順位を伸ばした(12月29日までの限定発売)ようだ。

 

そもそもこの「クリスマス・イブ」は1983年12月に発売されたアルバム「MELODIES」からシングルカットされたものということで、シングルとしての発売ではなかったとは意外だ。

 

後にベスト・アルバム『TREASURES』とオールタイム・ベスト・アルバム『OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~』にもそれぞれ収録された。

 

山下によれば、曲はバロック音楽でよく聴かれるコード進行なので、何かその種の風味を入れたいと考え、ふと“クリスマス”というテーマが思い付いたという。

 

その時、シュガー・ベイブ時代(下記に説明あり)にトライしたものの未完だった曲「雨は夜更け過ぎに」の歌い出しが突然頭によみがえり、あっという間に歌詞が出来上がったという。

 

さらに、どうせなら間奏に本物のバロックを引用しようということになり、パッヘルベルの「カノン」が選ばれた。

 

スウィングル・シンガーズのスタイルを一人アカペラでやろうとしたことから8小節に48テイクを要し、半日費やされた。エンディングのコーラスが一転してアソシエイション風のアプローチになったのは、当時一世を風靡していたオフコースへの対抗意識から出たアイデアだというこの曲。

 

シングルには地味だが、せっかく作られたクリスマス・ソングなのでムーン・レコード社長小杉理宇造からの提案で、同年12月14日に3万枚限定のピクチャー・レコードとしてシングルカットされたという。

 

以降、毎年末に季節限定商品としてカラー・ヴィニール、ピクチャー・レーベルと趣向を変えてリリースされ続けたものの、当初はオリコンシングルチャート最高位44位だった。しかし、1988年に深津絵里が出演して話題になったJR東海の「X’MAS EXPRESS」のCMソングに起用されると、一躍話題となった。

 

その後も92年までJR東海のCMに起用され、クリスマスのたびに売上を伸ばし、発売から8年後の91年にはミリオンを突破、シングル発売以来の累計売上枚数は189万1,000枚を記録しているという。

 

そして、オリコンランキングの集計上、2015年扱いとなる22日付けでトップ100入りを果たしたことで、、前人未到の記録を更新。
なお、同記録の歴代2位は10年連続(1989年~1998年)となるワム!の「ラスト・クリスマス」で、その差は19年に開いた。

 

因みに東海道新幹線開業50周年を記念して、JR東海では記念サイトを期間限定で公開しており、「クリスマス・イブ」が起用された、かつての懐かしいCMも観ることができる。

 

記録達成に山下は「私のこのささやかな一曲が、長い命を保つことが出来ておりますのも、ひとえに全国のリスナーの皆さまからのご支援の賜物です。本当にありがとうございます。素敵なクリスマスをお迎え下さい」とコメントしている。

(オリコンより)

 

シュガー・ベイブとは?

シュガー・ベイブとは、1973年、山下達郎を中心に結成されたもので、当時はまだ珍しかった、メジャー7thや分数コードなどのコード・プログレッションを多用するほか、コーラス・ワークに重点を置いた音作りで際立った存在として一部の音楽ファンから支持を得ていた。
1976年に解散したが、中心メンバーには山下達郎の他、大貫妙子、村松邦男などがいた。

 

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