フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、ロシア杯は22日、モスクワで開幕しました。
ファイナルに進めるのは、男女とも6名ずつ、現在4名ずつが確定している状況の中、この大会でファイナルに進む残りの2選手ずつが確定するという大切な試合。
日本からは町田、村上、宮原、今井が出場、ファイナルへは、町田が4位以内、村上が優勝という結果を得ることが出来れば、それぞれ出場が決まります。
ショートプログラムの結果ですが、女子はリプニツカヤ(ロシア)が72.24点で1位、2位にコストナー(イタリア)と続き、日本人選手は宮原は6位、村上が最下位の9位という意外な結果に終わりました。
村上の演技の際に、自身のショートプログラムの曲ではない曲がかかってしまうというミスがあり、集中が切れてしまったのか、自身の演技を振り返った村上は、インタビューでそのアクシデントについて聞かれると「こんなことは初めてなので、自分でもどういう感じだったかわからない」「史上最強の最悪の演技だった」と答え、「悔しいというよりもショックだと話し、明日は別人になって思いっきりやりたい」とコメントしました。
一方、地元ロシアの声援を受け、完璧な演技を見せたリプニツカヤは、浅田真央の得点にも迫る高得点を出して、1位でフリーを迎え、カナダ大会についで今大会も優勝を狙います。
村上選手は明日のフリーで、悔いのない演技をしてもらいたいですね。
又、男子の方ですが、こちらもロシアのマキシム・コフトゥンが世界歴代得点4位という自身の最高得点92.53点で1位、町田はコフトゥンについで84.90点で2位につけました。
町田選手はコンディションが良くなかったようですが、悪い中でも演技をまとめられる様になってきたのも成長した所と受け止め、「この逆境を乗り越えてこそ新しい自分に出会える」と話し、明日のフリーにのぞみます。
町田選手は4位以内でファイナル出場が決まりますが、優勝を目指して頑張りたいと話ました。
フリーの演技、全力を出し切って頑張ってもらいたいです。