とんねるず 番組が低視聴率、高額ギャラでもTVに出続けられるのは?

とんねるずといえば、かれこれ30年以上、第一線で活躍してきたお笑い芸人だが、そんな彼らの今のレギュラーは「みなさんのおかげでした」のみ、後はレギュラー特番として『夢対決 とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)があるぐらいだ。

 

 

昨年はこのレギュラーに加えて、1月に『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のテレフォンショッキングに登場、終了まで3カ月を切った『いいとも』のレギュラーを獲得し、その後も、スペシャル番組の『とんねるず×さまぁ~ずの一文無しジャーニー2×2』や『ライオンのごきげんよう』などへのゲスト出演というように、今までに比べ精力的にテレビ出演したものの、期待されるほどの視聴率は取れていないという。

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近いところでは12月22日の「お試しかっ!」も、とんねるず中心の3時間スペシャルだったにも関わらず、6.9%に終わっている。
この「お試しかっ!」はここ3年連続の出演で11.3%とそれなりに数字を残していたというから、なかなか厳しい状況のようだ。

 

おまけに、ギャラも高額と言われるだけに、今のままではとんねるずで新しいレギュラー番組を始める局はあまり考えられないようだ。
視聴率さえ良ければ、情勢は変わるというのだが、『みなさんのおかげでした』も、ギャラが高い割にそこまで数字が取れていない。

 

それでも、とんねるずはテレビ界からすぐに姿を消すことはなさそうだといわれる。

 

その理由について、キーとなるのが人間関係のようだ。

 

とんねるずが頻繁に一緒に仕事をしている芸人たちは、先輩後輩の関係ながら、「遊び仲間」でもあり、プライベートでも交流があるという。

 

みなさんのおかげでしたに出演しているおぎやはぎやバナナマンをはじめ、特番で一緒のさまぁ~ずなど、皆、現在、第一線で活躍中であり、レギュラー番組も多数持っている為、彼らの人気番組に出演することが出来るというのだ。

 

先日も、おぎやはぎが司会進行していた昼の「バイキング」に(とんねるずの)石橋が「みなさんのおかげでした」のクリスマス・スペシャルの番宣のため出演した。

 

現在、各番組である程度のポジションを築いているおぎやはぎ世代の芸人たちは、とんねるずの全盛期を観ており、憧れと尊敬の念を抱いていると言われるが、バイキング出演の際、矢作は石橋のことを「朝まで飲んでた呑み友だち」と紹介していたように、ポイントは、両者の関係があくまで「先輩後輩の関係」であり、「遊び仲間」だというところのようだ。

 

例えば、かつてお笑い界を牽引してきた萩本欽一のように、「師弟関係」になってしまうと、立場が違いすぎて、後輩芸人のツテで欽ちゃんが番組に呼ばれると言った機会はそれほど多くないという。

 

確かに欽ちゃんが師弟関係にある芸人の番組へ出演しているのは、小堺一機の「ごきげんよう」にゲスト出演したのを見たぐらいで、しかも師匠ということで、かなり気を使う存在にも見える。

 

しかし、こういった一時代を築いた芸人の番組の見直し、ギャラ、視聴率に関しては、昨年、長年タモリが司会を務めてきた「笑っていいとも!」終了の時も話題となった。

 

かつて一時代を築いた芸人だからこそ、余計に過去と比較されるのだろうが、大御所と言われる芸人にとっても時代の波に乗っていかなければ、厳しい時代に入っているということなのだろう。
 

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