フィギュア女子 2015世界選手権で優勝するのは? 鍵は3アクセルか?!

      2017/10/19

フィギュアスケートの浅田真央選手が休養に入ってから一年。

 

 

進退についてまだ明言していない状況の中、今シーズン、次世代の選手も少しずつ出てきてはいるものの、まだ彼女に変わるエースが出てくるまでには少し時間がかかりそうに思える日本女子フィギュア。

 

特に女子は今、ロシアが最強の時を迎えており、表彰台を独占してもおかしくない技術力、表現力を備えた選手がひしめき合っており、今月の世界選手権では、新たな世界女王がロシアから誕生する可能性は高い。

 

フィギュアスケート日本女子ファンブック PATINAGE〈パティナージュ〉2015 (SJセレクトムック No. 25)

中でも注目なのは、欧州選手権で優勝したエリザベータ・トクタミシェワ選手と、僅差で2位だったエレーナ・ラジオノア選手。
リプニツカヤの不調と、ソチ五輪金メダリストのソトニコワが怪我の中、今年は絶好のチャンスかもしれない。

 

優勝したトクタミシェワは試合後、ジャーナリストに、「世界選手権の前にはプログラムを難しくする練習をしなくてはいけない。他の案では大きく一歩前に出ることは出来ない」と話し、「3アクセルを入れて難易度をあげること」を語っている。

 

そして、「これはとても難しいが、もしかすると世界選手権で(3A)を入れるかもしれない」と付け加えたという。

 

トクタミシェワは現在18才。
身体の成長期に伴い体重の増加などもあり、オリンピックシーズンを含めて、しばらく思うような結果が出ていなかったが、今年は演技が安定し、どの大会に出場しても表彰台を逃さない安定した滑りを見せている。

 

実際、先日の競技会で挑戦し、試合では失敗したものの、その試合の公式練習で3Aからのコンビネーションジャンプを降りている。

 

トクタミシェワのコーチは、あのプルシェンコのコーチでもあるミーシン氏。
そのコーチも、トクタミシェワの3Aについて、ほとんど成功していたが、軸がぶれて着地に失敗したと話し、彼女が3Aを定期的に練習し、練習ではより安定して跳べているとも話している。

 

あえて3Aへの挑戦を口にしているのは、ライバル選手への牽制もあるのかもしれず、本当に世界フィギュアで跳ぶのかはわからないが、現在、3Aを入れていない構成でも、表彰台が狙える位置にいる彼女がロシア選手権では優勝したラジオノアや、その他有力選手より一歩前に出るためには必要だと感じ始めているのかもしれない。

 

しかし、3Aは浅田選手を見ていてもわかるように、成功してこそ大きな点数がついてくるジャンプだが、ミスした時は順位を落としてしまう可能性も高い。

 

つまり、完璧に近い成功率で跳べてこそ、プラスになるのであり、「跳べる」選手はいても、そこまで使いこなせる選手でなければ、パワーを取られすぎて他の要素をこなせないというデメリットもある。

 

3Aと言えば、伊藤みどり、そしてなんといっても浅田真央選手が第一人者であることは言うまでもないのだが、こうしてリスクも顧みず常に挑んでいる選手がいるということは尊敬すべき事だろう。

 

かつて、ワグナー選手が「真央が3Aを入れることで女子の限界を引き上げてくれている。その流れについて行けるかは今後の自分たちの努力次第」と述べていたことがあった。

 

トクタミシェワはその流れを引き継ぐ者となることが出来るか。

 

日本でもジュニアの樋口新葉選手や本田真凛選手は3Aに挑んでいると言われる。

 

3Aを跳べることが当たり前という時代はこれからくるのだろうか。

 

世界選手権での演技に是非注目してみたい。

 

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