怪我、アクシデント続きの羽生結弦 世界フィギュア開幕に間に合うか?! 最終調整へ

来週に開幕が迫ったフィギュアスケート世界選手権。
右足首の怪我の影響が心配される羽生結弦選手が、出場へ最終調整していることが、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長の会見で分かった。

 

 

気になる怪我の状況と現在の様子だが、小林部長は「もちろん出場するように頑張っております」と話すと「右足首の捻挫の調子は万全ではないが、少しずつ練習量を増やして世界選手権へ向け、最終調整を行っている」と現在の様子を伝えている。

 

思えば羽生にとって苦難続きのシーズンだった。

 

オリンピックチャンピオンとして開幕前から強い意気込みをにじませていた今シーズン。

 

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しかし、最初の試合となった昨年11月の中国杯で演技直前の6分間練習中に、ハン・ヤン(エンカン)選手と激突、頭部挫創などの怪我を負った。
その後のGPファイナルは怪我後、万全とはいえない中での出場となったが、満身創痍で優勝、年末の全日本フィギュアでも優勝を果たした。

 

しかし、この全日本のフリーの演技後、ファイナルの頃から断続的な腹痛を抱えていた羽生は、精密検査を受け「尿膜管遺残症」と診断、手術を受け、およそ一ヶ月の安静が課された。

 

しかし退院後、1月末から練習を再開したものの、今度は右足首を捻挫したと報じられた。

 

これ以降、情報は断続的だったが、2月12日のスポニチの記事の中で、指導するブライアン・オーサーコーチは羽生が既に氷上練習を再開したと話し、4回転やトリプルアクセルのジャンプも飛んでいると羽生の様子を話していた。

 

回復の具合についても「順調に回復している。既に4回転も跳ぶなんて凄い。ユヅルはまるでマシン(機械)のようだ」とコメントしていたのだが、その一週間後、小林芳子フィギュア強化部長は、報道陣の取材に応じ、羽生について、「18、19日と連絡を取った。回復には少しずつ向かっているが、4大陸選手権の頃から進展はない」と話している。

 

羽生は現在も国内に滞在しているというが、練習再開については「しているかどうか分からない」とも語っていた。

 

あまり具体的な事が伝わってこないことについては羽生への配慮もあるのだろう。

 

小林部長は、今日の会見で羽生がすでに4回転ジャンプを練習しているかなど詳しい状況は明らかにせず、「(報道で)重圧やストレスを与えず、世界選手権の氷に立てるようにしたい」と語っている。

 

世界フィギュアまであと数日、公式練習は23日から始まる。

 

又、きっと不屈の精神で試合に挑むであろう羽生の久しぶりの演技が見たいと思うのと同時に、あまり無理をしないようにしてもらいたいと思っているファンは多いことだろう。

 

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