世界選手権2015フィギュア 女子は宮原が銀、羽生連覇ならず銀

      2017/10/19

フィギュアスケートの世界選手権は28日、男子フリーが行われ、SPで首位の羽生結弦は惜しくも大会連覇を逃し、銀メダルとなった。

 

 
フリーで冒頭の4回転サルコウが2回転に、続く4回転トーループで転倒(基礎点から約-3点)、10点以上の基礎点を持つ高得点のジャンプのミスにより、フリーは175.88点と自身の持つPBに及ばす、合計271.08点で銀メダルを獲得したが、日本選手初の大会連覇を逃した。
 
羽生は試合後に「すごく悔しいが、このリンクで最後まで滑れてうれしい。(4回転の後に)足がふらふらして自分の体をコントロールしきれなかった。今シーズンは(山あり谷ありで)いろいろなことがあった。この経験はスケート人生だけではなくて僕の人生の中でも生きてくる。」と語った。
 
思えばあの流血の衝突事故のあった場所での試合だった。
今シーズン、あれだけの災難が続きながら、満足な練習もできない中、銀メダルを獲得できたことは素晴らしいことだ。
連覇を期待されるのはそれに値する存在になったということであり、連覇がならなかったことは残念ではあるが、羽生にとって多くの経験を積み上げた一年だったに違いない。

 

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金メダルを獲得したのはハビエル・フェルナンデス、SP2位からの逆転で初優勝した。
3位はSPでのミスが響く形となったカザフスタンのデニス・テンだった。

 

【男子の結果】

金 ハビエル・フェルナンデス273.90
銀 羽生結弦 271.08
銅 デニス・テン267.72

 

又、今大会に3人が出場している国は、上位2人の順位の合計が13位内でなければ来年の世界選手権出場3枠を得られないが、羽生(2位)と小塚(12位)の順位の合計は14となり、日本男子は来年の出場枠が9年ぶりに2に減ることになった。
試合後、小塚は「これだけ体が動いたのに、こんな演技しかできず残念」と悔しさをあらわにした。
ジャンプの転倒や、スピン、ステップでの取りこぼしもあり、実績のあるベテランは悔やまれる結果となった。
佐藤コーチによると、(小塚は)股関節痛で練習を十分積めなかったという。今後について小塚は「戦う意志があるなら続けるし、ないならやめる。そこはしっかりしないといけない」と話すにとどめた。
無良はSP23位からの逆転をめざしたが、4回転ジャンプこそ着氷したものの、内容にばらつきもあり、点数が伸びず、フリーの自己ベストから26・43点低い146・81点で終えた。

 

両足首の捻挫など万全の状態にはほど遠かったが、突きつけられた結果は厳しかった。

 

昨季は四大陸選手権で優勝し、今季序盤もグランプリ・シリーズのスケートカナダを制したが、「シーズンを通していい成績を残し続けるプレッシャーを、すごく感じていた」と打ち明けると、再起へ「(演技を)一からつくり上げられたら」と力を込めて話した。
●女子は宮原が銀メダル獲得

一方の女子は宮原知子が銀メダルに輝いた。
昨年12月の全日本選手権で初優勝し、日本のエースとして出場した今大会、自己ベストを大幅に更新する合計193・60点で銀メダルを獲得した。

 

宮原のメダル獲得で、日本勢は10年連続で世界選手権の表彰台に立った。

 

SP5位の本郷理華は計184・58点で総合6位、SP4位の村上佳菜子は計179・66点で総合7位だった。

 

SP首位のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)がフリーも1位で、総合210・36点で優勝した。
SPで2位だったラジオノアは数日前から38度の熱がある体調不良の中、昨日のSPに臨み2位で折り返したが、フリーではジャンプに精細を欠き、3位へと後退した。

 

本郷は目標に掲げていた180点台をだし、自己ベストで6位に入った。

 

【女子の結果】

金 エリザベータ・トクタミシェワ
銀 宮原知子
銅 エレーナ・ラジオノワ

 

女子は宮原の2位と本郷の6位で合計8となり、来年の出場枠を3で維持した。
最年長で出場となった村上佳菜子は、SP4位からの巻き返しはならなかった。フリーではジャンプにいくつかのミスが見られたものの、課題だったジャンプの回転不足はSP、フリーを通じて1度しかなく、「大量の『く』の字(回転不足を示す成績表のマーク)から逃れられたのは成長したな」と手応えも語った。
今季は不振が続き苦しんだが、「人間的にもスケートでも成長できた。人生においてもいい経験になった」と笑った。

 

今シーズンのフィギュアの大きな大会を終え、それぞれが様々な思いの中、反省や成長を語っていた。

 

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