SMAP事実上の解散か!? Xデーは?分裂撃の引き金は?キムタクは?

ネット上のうわさというのは、あまり信ぴょう性がないという印象を覆すようなニュースだった。

 

ワイドショーやスポーツ紙が報じたSMAPの解散報道。

 

かねてからSMAPの解散に関する記事はネット上にもちらほら見られたが、それをみて現実的にSMAPが近いうちに解散すると受け止めたファンは、それほど多くはなかったのではないだろうか。
なんの確信もないのだが、SMAPはこのまま解散などせずにずっと芸能界で活躍しつづける気がしていた。

 

見れば各紙が報じている内容は、解散か?というややはっきりしないものから、解散は決定的といった表現のものまで、報じ方に多少の幅はあるものの、ファンにとってはショックな話だが、単なる噂という話ではないことは確かなようだ。

 

そもそも、SMAPの分裂劇が勃発したのは昨年8月ごろだという。
これに先立ち、週刊誌に掲載されたメリー喜多川副社長のインタビューをめぐり、メリー氏とSMAPのマネージャーである飯島氏との間に大きな溝ができたことが引き金だと言われている。

 

※この時、どのようなやり取りがあったのかについては過去に別の記事の中で詳しく載せているので合わせて見てほしい。

 

この飯島氏とはSMAPを国民的グループに育てあげた人物。
SMAPはジャニーズ事務所が会社として全面的に推してデビューさせたグループとしては珍しく、デビュー当初かなり苦戦したというが、そんなSMAPを今の地位にまで育てたのは、ひとえに飯島氏の力が大きいという。

 

長年現場を取り仕切り、それゆえテレビ局をはじめメディア関係者の間で飯島氏への信頼は絶大といわれ「ジュリー氏より飯島氏」という評価が一般的といわれる中、「後継者はジュリー氏』」公言するメリー氏にとっては、当然ながらそうした状況は面白くなかったのだろう。

 

このままでは下手をすると後継問題にも影響しかねないため、ここ数年メリー氏は飯島氏を遠ざけるようになっていた結果、2人の溝は深まったと言われる。

 

こうした中、この状況を週刊誌が「後継者争い」と誤ったとらえ方をしたことにメリー氏が激怒、インタビューの席に女性マネジャー(飯島氏)を呼び出し「(事務所を)出ていってもらう!」と叱責(しっせき)した。
このてん末が誌面に掲載され、女性マネジャーは「もう事務所には残れない」と周囲に漏らすようになったという。

 

結果的にこの記事が飯島氏独立の後押しとなってしまったようだといわれている。
そして、昨年9月には、SMAPが契約を更新せずにジャニーズを離れるという情報が業界内を錯綜していたようだが、広告代理店関係者は以下のように話している。

 

「しかし、ジャニー喜多川社長直々のストップがかかったようで、結局この話は立ち消えに。ジャニー社長は飯島氏の言い分にもある程度理解を示しているようで、『せめて全員連れて行くのは止めてほしい』と懇願したとされます。メンバー同士も、当初は全員独立する意志を持っていたようですが、最終的に木村拓哉のみジャニーズ内に残留し、中居正広、草なぎ剛、香取慎吾、稲垣吾郎が9月末で契約を終了するという運びとなりました」
(サイゾーウーマンより)

 

また、飯島派とされるKis‐My‐Ft2や山下智久ら、一部のメンバーについては、「担当マネジャーの交代や『カウントダウンコンサート』出演など、昨年末頃から次第に飯島氏のマネジメントから離れているフシがあるといわれ、ジャニーズから独立するのは、SMAPの4人のみだろうということのようだ。

 

同上の関係者は今後に関してもこのように語っている。

「飯島氏、そして4人のメンバーの今後に関しては、かねてから飯島氏へのサポートが伝えられてきたケイダッシュ、また同プロと関係の深い田辺エージェンシーに『移籍するのでは』という話が具体化しています。こと中居に関しては、テレビ全局でレギュラー番組を持っていることから、簡単に全降板というわけにもいかず、9月末までには大きな受け皿が用意されることとなるはず」
(サイゾーウーマンより)

 

●キムタクは脱退しない!?

 

週刊新潮は事務所関係者がメンバーとの協議の様子を激白し、詳報を載せているという。

 

1月14日発売の「週刊新潮」がジャニーズ事務所に取材しており、事務所は「飯島氏の退職とSMAPの独立問題を協議することになりましたが、協議中のため、回答は差し控えさせていただきます」というコメントをした。
事務所からコメントが出された事で、解散に向けた協議に入っていることが現実ということを認めざるを得ない状況となった。

 

同紙によれば、やはり他でも言われているように、原因はかねてより囁かれていた、SMAP育ての親・飯島マネージャーとジャニーズ事務所副社長・メリー喜多川氏の対立としている。
当事者間に生まれた溝は、互いの意思疎通が不可能なまでに深刻化し、SMAPの仕事の進め方を巡って、昨年9月には双方が弁護士を立てての協議が行われたという。

 

事務所関係者によれば
「昨年12月半ば、事はほぼ決しました。飯島さんは解雇されることになった。肝心のSMAPも当初は飯島さんと行動を共にし、全員で独立すると見られました」という。しかし、ジャニーズ事務所は「事務所としても、顧問弁護士が個別にメンバーを呼び、意思確認を行った。結果、11月までに木村以外の4人が“脱退します”と明言した。木村への確認は12月半ばにようやく行えた。彼は弁護士に、こう告げたのです。“成功したから独立というのは、筋が通らない――”」
(デイリー新潮より)

 

現時点の報道では木村だけは脱退しないということになっているようだ。

 

売上250億円を超えるアイドルの分裂劇、その詳細を「週刊新潮」が特集にて掲載するという。

 

●SMAP解散なら各方面に多大な影響も

 

SMAPが解散となれば芸能界はもちろん、広告業界、スポーツ界など各方面に多大な影響が及ぶのではと新聞、各局で報じられている。

 

フジテレビ系の人気長寿番組「SMAP×SMAP」の存続はもちろん、SMAPブランドを活用したビジネスは多岐にわたっており、エンターテインメント業界全体が対応に迫られる。

 

SMAP5人がそろうレギュラー番組は現在、ミニ番組を含めてテレビ、ラジオを合わせて3本だが、その代表格が冠番組の「SMAP×SMAP」。
96年にスタートし、SMAPをテレビ界きっての人気者に押し上げた番組で、今年放送20年を迎えた。

 

メンバーがゲストに料理を振る舞う人気コーナー「ビストロSMAP」は海外セレブもゲストで多数出演するなど、日本を代表するバラエティー番組の一つなだけに、グループの分裂、事実上の解散に伴い、フジテレビは大見直しに迫られることになると言われている。

 

SMAPのCM契約は公式HPによるとセブン&アイ・ホールディングスとUSJの2社だが、いずれも日本を代表する大企業とテーマパークであるだけに、契約期間などは不明だが、こちらも対応に追われることになると思われる。

 

又、スポーツ界にも影響が及ぶ。日本財団パラリンピックサポートセンターからの依頼で「応援サポーター」を務めており、パラリンピックの「顔」として、大きな役割を期待されている。
解散となれば、関わり方に変化が求められる可能性もあるだろう。

 

他にもSMAPは単独で多くのCMやレギュラー番組を抱えており、CM契約は香取の5本を筆頭に、木村が4本、中居、草なぎがそれぞれ3本、稲垣が1本となっており、個々の仕事も順調で、それぞれが司会、ドラマ、舞台などもこなしている。

 

25周年を迎えた今年は、テレビ各局に中居が5本、香取が3本、草なぎが2本、稲垣が1本のレギュラー番組を持つなど、その影響力は芸能界でも屈指の存在であり、今回の決断がどのように影響するか、注目される。

 

国民的アイドルグループのSMAP分裂に際しては、海外でも報じられるなど改めてその波紋の大きさを感じる。

 

飯島氏の退社のタイミングとなっている2月半ばまで1カ月以上あるが、退社後、いったん芸能界から身を引くという情報もある。

 

この飯島氏についていくのではとされている4名だが、もしも飯島氏が芸能界から身を引くということになれば、どうなるのか、そうした点も今後注目が集まるだろう。

 

しかし何よりも、SMAPの一人ひとりの口からはっきりと聞くまでは、ファンには受け入れられないのではないだろうか。

 

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