犬の気持ち 尻尾の振り方の向きで読み取る?

      2017/10/19

犬が今どんな気持ちなのか、その表情やしぐさである程度感じ取ることが出来ますが、犬が一番感情を表現しやすい部分といえば、「尻尾」があげられますね。

 

 

犬語の話し方 (文春文庫)

犬はうれしいときには尻尾を右方向によく振り、緊張しているときには左方向に尻尾を振るという研究結果が2007年にすで明らかになっているそうです。

 

この理由にもついてうれしいと脳の左側が活性化して、右側に尻尾を振る一方、不安やストレスを感じたときは脳の右側が活性化し、左側に尻尾を振ると考えられているとか。

 

今回、イタリアの神経科学者が、「Current Biology」誌にイヌに関するある研究論文を発表したそうで、イヌはうれしいときは右に、緊張しているときは左に尻尾を振ることを「ほかのイヌもそれを手がかりに反応している」ことを発見したといいます。

 

今回、研究チームはイヌがほかのイヌの尻尾の動きの方向を読み取って、それに反応できるか、以下のような方法で調べたそうです。

 

43匹のイヌに、ほかのイヌを撮影した動画を視聴させ、その間の心拍数を測定したり行動を調べたりしたそうなのですが、イヌは、ほかのイヌ(シルエットのみで表情はわからない)が尻尾を右に振っているのを見たときはリラックスしている一方、左方向に尻尾が振られているときには、心拍数が上がり、不安げな様子だったといいます。

 

論文執筆者のひとりであるトレント大学のジョルジオ・ヴァローティガラ教授は、BBCに「ヒトでは、脳の左側と右側で、ポジティヴな感情やネガティヴな感情を掻き立てる刺激への関わり方が異なることはよく知られている。われわれの研究は、ほかの種でも同様なことが見られるかどうかを探求するものだ」と語っているそうです。

 

ヴァローティガラ教授は、イヌは相手の尻尾の動きを意識的に「解読」しているわけではなく、体験から反応していると考えているとし、「ほかのイヌと何度か会ううちに、尻尾が一方向によく振られているときは比較的フレンドリーな態度だと関連付けられ、右側に振られているときにあまりフレンドリーな態度でなければ、その経験に基づいて反応するだろう」といいます。

 

BBCの記事によれば、友好的なイヌに対しては顔を右に向け、攻撃的なイヌに対しては顔を左側に向けるという研究結果もあるといいますので、犬を飼われている方は、お散歩などで他のワンちゃんと接触があれば、尻尾や顔の動きに着目してみるのも楽しいかもしれません。

 

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