今日、東京・代々木体育館で男子、女子ともにショートプログラム(SP)が行われました。
男子のほうは、ジャンプの不調だった高橋大輔(関大大学院)が、1位発進となりました。
昨季は日本男子として初めてGPファイナルを制しましたが、今季の1戦目のスケートアメリカで4位だったため、ファイナル進出はライバルの成績次第となる高橋。
このNHK杯でなんとしても結果を残したい所。
公式練習では4回転ジャンプを着氷させるなど調子は上向いており、「自信を取り戻す演技がしたい。現状では難しいかもしれないが、優勝を目指して頑張る」と述べていました。
高橋は今日のショートプログラムで4回転を含む全てのジャンプを決めて会心の演技を見せ、歴代2位の点数となる95点を超える高得点を出しました。
会場からスタンディングオベーションを受け、高橋のコーチを務めるニコライ・モロゾフ氏も涙を浮かべていましたが、高橋は明日のフリーにむけて引き締まった表情を見せていました。
他の日本選手の結果は、織田信成(関大大学院)が3位、無良崇人(岡山国際スケートリンク)は5位という結果でしたが、明日のフリーの出来次第でメダルも狙える位置です。
一方、女子の結果は、スケートアメリカから安定感をキープしている浅田真央が1位、ついで鈴木明子が2位、宮原が5位につけています。
浅田は、冒頭のトリプルアクセルの着氷後に少し乱れがあったものの、全体をまとめて71.26という得点で終えて明日のフリーに望みます。アメリカ大会を優勝で終えている浅田は、この大会で3位以内に入れば、GPファイナルへの出場が決まる試合。
今の浅田はジャンプ以外の要素でも高得点を重ねることが出来る力が備わってきたことも大きくそういった辺りも自信につながっている様子、明日のフリーも期待出来そうです。