スギ花粉症 バナナがアレルギー症状の抑制に? くしゃみ症状の緩和も・・・

筑波大の谷中昭典教授らの研究グループは11月、バナナを食べるとスギ花粉による一部のアレルギー症状の抑制につながることが、ヒトでの臨床試験でわかったと発表しました。

 

花粉症からあなたを守る食事学  免疫力アップのメニューと症状をやわらげる癒しのメニュー

花粉症そのものを改善させるという結論には至らなかったが、くしゃみの症状は緩和されるといいます。

 

なんでもそうですが、情報をよく吟味すると「スギ花粉による一部のアレルギー症状の抑制」とありますので、それ以外のアレルギー症状には効かないということでしょうか・・・

 

実際、バナナアレルギーというものもあるようで、ブタクサ花粉症の人はバナナに対してアレルギーを引き起こしやすいとのことです。

 

つまり、パッと見「花粉症にはバナナ」と、この記事も見出し(しかも一部)だけみてしまうと、痛い目にあうこともありますので、注意してください。

 

しかし、スギ花粉による一部のアレルギー症状に該当する方には朗報です。

 

それはそれとして、バナナといえば、アレルギーの面だけではなく、栄養面でも優れた果物ですね。

 

100gのバナナ(およそ1本分)には、ビタミンCが 16mg含まれており、これはりんご100g(約1/2個分)の4倍以上だといいます。
またビタミンB1やB2、ナイアシンなどのビタミンB群が豊富で、ビタミンB1は、消化液の分泌をよくするなど食欲増進に有効ですし、ビタミンB2には、目や皮膚、口内の粘膜の発育を助ける作用、細胞の再生、エネルギーの再生、エネルギー代謝を促進する作用があります。

 

ナイアシンには、脳神経の働きを助ける、血行をよくする(冷え性や頭痛の改善)、二日酔いを予防する作用がありますし、他にも、カリウムやマグネシウムが豊富にふくまれているので、血圧を下げたり、調整する効果があったりもするといわれています。

 

色々な面で身体に良い効果をもたらす「バナナ」。
是非、日々の食生活に加えてみてはいかがでしょうか。

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