ポジティブ思考で メリット享受!

ポジティブな思考をすることは「脳の働きを良くする」といいますが、実際にどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

脳を活性化し、精神的ストレスの解消に効果があり、免疫細胞の防御反応を強化する作用があるといわれている「エンドルフィン」という脳内麻薬。
エンドルフィンにはモルヒネの6,5倍の鎮痛作用があるのだといいます。

 

このエンドルフィンを正常に放出させることがとても重要で、その放出のカギを握るのが、「日ごろから物事をどのように考えるか」という事なのだとか。

 

エンドルフィンに対して、ストレスを受けたとき、分泌されるのがノルアドレナリンという物質。
この物質はホルモンの一種で大変に強い毒性を持っていて、いつも怒ったり強いストレスを感じているとノルアドレナリンは常に分泌され、結果的にこの毒で病気になったり、老化も進んでしまうといいます。

 

人は「こんなことイヤだな」と思うと、脳内にノルアドレナリンが分泌され、逆に「いいな」と思うとエンドルフィンが出ます。
どんなにイヤな事でも前向きに捉えることで、脳内には体に良いホルモンが出るといいますから、日ごろから物事をポジティブに考えることが健康上も精神的にも大切なことだとわかりますね。

 

では、実際ポジティブ気分を生み出す為には、どのようにすればよいのでしょうか。

 

幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論

『幸福優位7つの法則』(高橋由紀子/訳、徳間書店/刊)の著者でハーバード大学で教鞭をふるうショーン・エイカー氏によると、日ごろの気持ちの持ち方を少し意識して生活するだけでも、ポジティブ気分が生み出せるといいます。
心理学の研究から「自分は幸せだ」と思えるほど、よい結果を生むといい、この著書の中で毎日の中で幸せを感じられるようになるための方法を「幸福のエクササイズ」と称して、日々の生活の中で出来る方法をいくつか紹介しています。
その中から手軽に取り組めそうなものを少し抜粋してみました。

 

●何かを楽しみにすること

お休みの日にワクワクうするような予定を入れたり、やりたいことを考えて「楽しみにする」という想像をするだけで、脳内のエンドルフィンのレベルが27%も上がるというデータがあるそうです。

 

●意識して人に親切にすること

1日に5つ、何か親切な行為を行うように指示された人たちは、それをしなかった人たちと比べて、はるかに幸福度が上がるのだそうです。
しかもそれは持続性もあるため、一週間のうちに1日選び、その日に「意識」して5つの親切を実行してみると良いといいます。

 

人間は、本能に関係する、食べること(食欲)、寝ること(睡眠欲)、勝つこと(生存欲)、性行為(性欲)、人に好かれること(集団欲)については本能が満足すると言われ、エンドルフィンも最も分泌されるのだそうです。しかし、「本能に導かれた欲望」によるエンドルフィンの放出には限界があるのだとか。

 

一方で「精神性の高い欲求」を実現している際には、エンドルフィンは抑制されずに放出されつづけるらしいのです。
精神性の高い欲求=それは、見返りのない対象のない欲求のことだといいます。

 

他にも「経験の為にお金を使う」事は、価値あるポジティブが長続きするといいます。モノを買うのではなく、「経験」の為に使うというのがポイントです。
他人の為にお金を使うことも、その人の幸福度を高めることにつながるそうです。

 

又、しばらく遠ざかっていた昔好きだった得意な分野、好きなものに立ち戻ってみることも良いといいますので、自分に出来そうな所から始めてみるといいですね。

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