楽天田中 満場一致で沢村賞受賞!日本シリーズも高視聴率!

プロ野球創設期の名投手、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長)が28日、都内ホテルで開かれ、24勝0敗と驚異的な成績を残した楽天・田中将大投手が満場一致で選出されました。
田中投手の同賞受賞は11年以来、2年ぶり2度目となります。

 

田中将大 ~若きエース4年間の成長~

選考委員である平松政次氏は「昨年はもめたが、今年は議論もなかった」と文句なしを強調、今年はもめなかったという沢村賞、選考基準が設けられており、先発完投型の投手で以下の7項目になります。

 

・登板試合数 – 25試合以上
・完投試合数 – 10試合以上
・勝利数 – 15勝以上
・勝率 – 6割以上
・投球回数 – 200イニング以上
・奪三振 – 150個以上
・防御率 – 2.50以下

 

沢村賞の基準となる7項目に着目すると、今年はオリックス・金子はすべてクリアしているが、過去にも江川、ダルビッシュが全項目満たしての落選しています。

 

田中は10以上の完投数を実現できず、8完投だったが「今は分業制でチーム事情もある。勝率10割。ほかのピッチャーを寄せつけなかった」と説明しました。

 

田中の2年前の受賞時は、派手なガッツポーズやマウンド上での雄たけびなど、「品格」に注文がついたといいますが、選考委員の村田兆治氏は「偉大な投手として印象づけた。文句のつけようがない。(要望は)まるっきりありません」と話しています。

 

時事ドットコムによりますと、楽天田中の沢村賞・談話は以下のとおり。

 

●平松政次委員 24勝を挙げ、一年を通じて負けないというのは信じられない。驚くばかりの成績で、体調面でも精神面でも投手としてナンバーワンだった。

●村田兆治委員 56年ぶりに稲尾さんのシーズン最多連勝記録を塗り替え、偉大な投手を印象づけた。7項目全てをクリアした金子(オリックス)も忘れてはいけない。

●工藤公康委員 達成する目的への意識の高さが出たと思う。他の投手を圧倒する調整をやってきたと思う。大きな背中を見せ、楽天が優勝できた。

 

その波にのっているマー君が登板した昨夜のプロ野球・日本シリーズ第2戦。
28日に視聴率が関東地区で平均20.3%、瞬間最高30.7%を記録したことがビデオリサーチの調べで分かりました。

 

楽天・田中将大投手の登板で、3安打1失点で完投勝利。無敗のエースが、今季レギュラーシーズンからの連勝記録を26に伸ばした。瞬間最高は田中が九回を3人で締めた午後9時49分の数字だったといいます。

 

試合は田中と巨人・菅野の投げ合いで前半は0‐0で折り返し。六、七回に楽天が1点づつを奪ったが、巨人も八回に寺内のソロ本塁打で1点を返し、最後まで僅差試合。田中の連勝記録とともに、目が離せない展開が続いていました。

 

巨人が勝利した26日の第一戦も平均22.5%、瞬間最高は午後9時56分に36.7%をマーク、楽天の地元・仙台地区では、第1戦が平均41.2%(瞬間最高51.8%)、第2戦が平均40.2%(50.3%)を記録したといいます。

 

次の日本シリーズの戦いは東京ドームへと場所を変えて行われますが、結果がどうなるか、田中の連勝記録とともに楽しみですね。

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