10分間の電話で分かる「認知症予備軍チェックテスト」とは?

フジテレビの「ノンストップ」で紹介されていましたが、10分間の電話で軽度認知障害を早期に発見するという『認知症予備軍チェックテスト(あたまの健康チェック)』というものがあるそうです。

 

日本に初上陸したというこのサービスですが、先月から都内の会社が始め、スタートから一ヶ月足らずですでに1,000人が受験したといいますから、ニーズの高さが伺えますね。

 

厚生労働省の調査によると、65歳以上の高齢者のうち認知症の人は推計15%で、2012年時点で約462万人に上り、さらに認知症になる可能性がある軽度認知障害の高齢者も約400万人と、65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症もしくは軽度認知障害と推定されているのだとか。

 

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アメリカでは自治体がこのサービスを提供しており、18~20%の人にMCI(軽度認知障害)の疑いがあるという結果が得られたという報告があるといいます。

 

内容的には「オペレーターが話した10個の単語を受験者が一つ一つ繰り返す」というもので、2~3分おいてから先ほどの10個の単語が思い出せるかチェックするのだそうです。
判別の材料になるのは、いくつ記憶しているかだけではなく、回答の速さや、単語の順序なども総合的に判断され、コンピューターが判定、回答内容は受検者の性別や年齢、同年齢の認知症発症率などのデータとともに分析され、結果報告が受検者に届けられるそうです。

 

この検査は、米国で高く評価されている認知機能チェックテストの日本語版を、訪問看護事業などを手掛けるミレニア(東京)が開発、これを電話健康相談最大手のティーペック(同)が一般個人や企業、自治体向けに提供しているとのことです。

 

※費用は1回3500円(税別)。事前に受検証書を購入し、ティーペックの健康チェックセンターに電話する。
詳しい受検方法は同社専用窓口 03-3839-1105

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