フィギュアスケート欧州選手権 浅田の点数超えのリプニツカヤ!女子ロシア勢の勢い

先日、フィギュアスケートの欧州選手権のSPの結果をお伝えしましたが、最終的な女子の結果はこちらのとおりです。

 

 

ロシア・フィギュアスケートのたのしみ (ユーラシア・ブックレット)

女子結果

 

優勝 ユリア・リプニツカヤ(ロシア)209.72点
2位 アデリナ・ソトニコワ(ロシア)202.36点
3位 カロリナ・コストナー(イタリア)191.39点

 

17日に行われたフリーで、ショート2位だったユリア・リプニツカヤ(15)が逆転優勝しました。
点数を見てもわかるように、今シーズンの女子はハイレベルな戦いとなっており、200点を超えてくる選手が多い印象です。

 

この欧州選手権でも、昨年11月のNHK杯で浅田真央がマークした207.59点を上回る結果で優勝したリプニツカヤ。

 

2位のソトニコワも200点を超える結果に、ソチ五輪でメダルを目指すには、200点台の勝負になるのではと感じさせますね。

 

国内選手権はあくまでも参考になってしまいますが、今季200点を越えた結果を残しているのは、韓国のキム・ヨナ、浅田真央の他、全日本選手権の鈴木、村上、全米選手権のグレイシー・ゴールド、この欧州選手権、地元のロシア選手権ともに200点を超えているリプニツカヤやソトニコワ、オリンピックの出場権はありませんが、エレーナ・ラジオノアなど、メダルを目指すにあたってはとても手ごわい存在が、前回のオリンピックに比べてどんどん育ってきています。

 

ただ、地元開催の選手権では高得点が出やすいため、ISUの公式の試合に限ってということで見てみると、今シーズン200点を超えているのは浅田真央とこの欧州選手権のリプニツカヤ、ソトニコワの3選手です。キム・ヨナは前半、怪我のため大きな大会に出場していないので入っていませんが、前回のバンクーバ五輪で出した世界歴代最高得点の持ち主なので、やはりここには入ってくるでしょう。

 

争いがハイレベルになるほど、一つ一つの演技にミスが許されない状況となり、日本の選手にとっても厳しい戦いになってきそうですね。

 

浅田選手なども3アクセルの失敗が大きな痛手になるといったことも考えられます。
今シーズン、3アクセルの回転不足、両足着氷などで終えて200点を少し超える点数、ジャンプで転倒、手をつくなどがあれば、190点台後半になるという状況の浅田選手。

 

3アクセルは他選手は跳ばないジャンプですし、跳ばずに質のよい2アクセルにするだけでも、点数は伸びるはずなのですが、今シーズンを集大成と語る浅田選手が、自身の代名詞でもあり、目標でもある3アクセルを跳ばないということは考えられない気もしますので、全日本選手権からの1ヶ月ちょっと、アクセルをどこまで戻しているかはソチ五輪の表彰台を占う大きな鍵となりそうです。

 

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