フィギュアスケート・羽生結弦はどんな選手?メダル獲得に向けて過去の実績からみてみる!

●羽生結弦選手のプロフィール

【名前の由来】弓の弦を結ぶように凛とした生き方をして欲しいと父 が命名。
【生年月日】1994年12月7日(19歳)
【出  身】宮城県仙台市泉区
【身  長】171 cm
【体  重】53 kg
【血液型】 B型
【趣  味】音楽鑑賞{ 好きなアーティストはHi-Fi CAMP(羽生の地元である仙台出身)、BUMP OF CHICKEN }テレビゲーム

 

 

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羽生選手の経歴

仙台市立七北田中学校、東北高等学校卒業。
早稲田大学人間科学部人間情報科学科(eスクール)在学中。
所属クラブはANA

 

●羽生の尊敬する選手

エフゲニー・プルシェンコ、アレクセイ・ヤグディン、ジョニー・ウィアー、荒川静香。
特にソルトレイクシティオリンピックでのプルシェンコとヤグディンのプログラムがお気に入り。

 

プルシェンコについては、2007年全日本フィギュアスケートジュニア選手権開催直前、当時の髪型は彼の真似も理由の一つであることをインタビューで答えており、別のインタビュー内においては、プルシェンコについて質問された際に「スケート界の神ですね」と言う程尊敬している。

 

●現在のコーチやプログラム使用曲

コーチはブライアン・オーサー(2012~)トレイシー・ウィルソンー

ショートプログラム
パリの散歩道
曲:ゲイリー・ムーア
振付:ジェフリー・バトル

 

フリープログラム
映画『ロミオとジュリエット』より
作曲:ニーノ・ロータ
振付:デヴィッド・ウィルソン

 

●ここまでの主な成績(ウィキペディアより抜粋まとめ)

1998年、姉の影響により4歳でスケートを始める。
2007-2008シーズン、中学1年ノービスの選手ながら全日本ジュニア選手権で3位。
⇒ノービスの選手が全日本ジュニア選手権の表彰台に上がるのは日本男子史上初!

 

2008-2009シーズンからジュニアに上がる。
全日本ジュニア選手権で初優勝、全日本選手権で8位。
⇒全日本選手権は出場選手の中で最年少!

 

2009-2010シーズン、初戦のJGP トルン杯、クロアチア杯で優勝、ジュニアGPファイナルで史上最年少(14歳)で総合優勝。
全日本ジュニア選手権でも2連覇、全日本選手権でも総合6位、世界ジュニア選手権でも優勝。
⇒日本人男子として4人目の世界ジュニアチャンピオンに!

 

2010-2011シーズン、シニアデビュー戦となったISUグランプリシリーズのNHK杯で4位。全日本選手権では4位となり、初出場の四大陸選手権では銀メダルを獲得。
⇒男子選手としては四大陸選手権史上最年少のメダリストに!

 

2011-2012シーズン、9月にはネーベルホルン杯に出場し、シニアクラスの国際大会で初優勝を果たす。
ISUグランプリシリーズ中国杯で4位、ロステレコム杯でグランプリシリーズ初優勝を果たし、ISUグランプリファイナル進出。
初のISUグランプリファイナルでは4位。全日本選手権では3位、自身初の世界選手権の代表に選出。その世界選手権では初出場ながらもいきなり総合で3位に入り銅メダルを獲得。
高橋大輔とともに、日本人男子2人が同時に世界選手権の表彰台に立つ史上初の快挙となる。
⇒技術要素点では高橋、パトリック・チャンらを上回る今大会最高の点数をマーク!
なお17歳3ヶ月での世界選手権メダル獲得も、日本男子選手では羽生が最年少記録。

 

2012-2013シーズン、フィンランディア杯で優勝。GPファイナルで2位。全日本選手権では初優勝、 四大陸選手権では2位になった。世界選手権では2月からの体調不良と左膝の故障の影響から4位に終わる。左膝の故障の為2013年世界フィギュアスケート国別対抗戦は辞退。

 

2013-2014シーズン、フィンランディア杯で2年連続の優勝。
スケートカナダとエリック・ボンパール杯は共にパトリック・チャンに次ぐ2位。GPファイナルで優勝を果たす。
⇒ショートプログラムの歴代最高得点を更新、フリーでは自己ベストを大幅に更新する。

 

●羽生選手のこれまでの最高スコア

トータルスコア: 293.25 2013 GPファイナル
ショートプログラム: 99.84 2013 GPファイナル
フリースケーティング: 193.41 2013 GPファイナル

 

●ソチ五輪にむけて

今シーズン序盤は、世界王者パトリック・チャン(カナダ)との直接対決に対抗心をむき出しにしていた羽生。

 

自分でも「自分も何とかしなくちゃと思ったけど、ジャンプや表現力などすごく中途半端になった」。周囲に振り回され、我を見失っていたと語る。

 

12月のGPファイナルでは「自分自身にしっかりと集中する」ことを目標に掲げて挑んだ。
そして、ショートプログラム(SP)で世界歴代最高をマークする99.84点をたたき出すと、フリーも1位となり合計293.25点の高得点で優勝。今季3度目の直接対決で世界選手権3連覇中のチャンをついに破った。ライバルとしのぎを削ることで「自分自身を見つめ直すきっかけとなった。成長し切れた」と実感を込める。幾度かのパトリック・チャンとの戦いを経て、シーズン中に一段と精神面が強くなった。

 

技術の面でも2種類の4回転は羽生の武器。
「なるべく力に頼らずに流れで跳ぶようにしている」というジャンプは高く勢いがあり、出来栄え点でも加点がもらえるような質のよいもの。

 

金メダルの有力候補であるチャンに比べると、表現力やスケーティング技術などをみる演技構成点は伸び悩んでいたが、GPファイナルのフリーでは5項目全て9点台の高評価を得てチャンに肉薄する結果をだし、総合的な力も上がってきた。

 

今シーズン序盤のような口調とは違い、「昔は勝ちたい、勝ちたいだった。今は勝ちたいという思いと、自分に視点を向けるという思いと、そのバランスが大事」と冷静にソチを見据えている。

 

「どれだけ自分に挑戦して、自分に集中した状態で臨めるか」と語る19歳の一番のライバルは自分自身なのかもしれない。

 

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