AKB48の大島優子(25)の卒業公演が、6月2日にAKB48劇場(東京・秋葉原)で行われることが決まり、20日、同劇場で行われたチームKキャプテンとしての最後の公演で自ら発表した。
発表翌日の今日、テレビ朝日系”ミュージックステーション3時間SP”に生出演し、司会のタモリから卒業後の歌手活動について聞かれた大島は、「歌はやらないですね。ソロデビューもしないですし」と説明。
歌への未練についても「ないですね。いっぱい歌わせていただきましたから」と断言した上で、歌で表現することより、お芝居で表現することを突き詰めていきたい」と女優一本で勝負することを宣言した。
大島は女優で行きたいとという心境を以下の様に話していた。
「AKB48のミュージックビデオでお芝居のシーンをとるようになってから、お芝居が楽しい、女優でいきたいと思うようになり、視野を外に広げていきたいと思って卒業を意識しました」
確かに近年はドラマへの出演が目立つようになり、本人も以前「日本を代表する女優になりたい」と夢を語っていた。
2010年の第2回選抜総選挙で1位に輝き、グループを引っ張る自覚が芽生えた一方、2008年の映画「櫻の園」で演技への思いが特に強まったといわれているが、卒業を意識したのはAKBに加入して2年後の19歳だったと、とても早い時期から考えていたことも明かした。
2011年に出演したフジテレビの月9ドラマ「私が恋愛できない理由」の際のインタビューの際、このドラマのプロデューサーに「この作品以降は“AKB48・大島優子”よりも“女優・大島優子”と呼ばれるようになってほしい」と言われ、そのときは以下の様に答えていた。
「そういうふうに言っていただくと、凄くうれしいけれど、恥ずかしいです。一人の女優としての夢を抱えているのですけれど、まだAKB48という基盤があるからこそなので、そこを超えてとか抜けてとなると、恥ずかしさがあります」
(スポニチより引用)
又、このインタビューでは「人気絶頂のAKBにいた方が女優の頂上にも行きやすい?」といった質問もされているが、大島は以下の様に答えていた。
「行きやすいこともあるけれど、行きにくいこともあると思います。そのさじ加減が凄く難しい。AKBはアイドルの枠じゃないですか?そこから女優業に本格的に移行するタイミングや切り替え方はいろいろあると思います。そのさじ加減が難しいなと思います」
(スポニチより引用)
そしてこのドラマの翌年、12年にはメンバー全員の夢・東京ドーム公演を実現させ「AKB48としての自分は、すべてやりきった」と感じるようになったという。
このインタビューから約2年半、女優一本で行くことを決意してAKB卒業を決めた大島、卒業後は「芝居に役立つ習い事」をしたいという。
「日舞とか殺陣とか。アクションもやってみたい。AKBでダンスを踊ってきたので、体を使えることもやりたいなと思います」とプランを話した。
今日の歌手として最後のMステでは、大島のために秋元康総合プロデューサーが書き下ろした卒業曲「今日までのメロディー」の初披露とともに、自身がセンターを務めた「前しか向かねえ」「ヘビーローテーション」の3曲を披露した。
大島の卒業セレモニーは、今月29・30日の東京・国立競技場公演で行われるほか、今月23日に千葉・幕張メッセ、5月5日に大阪・インテックス大阪で「大島優子感謝祭」を開催、握手会にも5月24日まで参加する。
そして、6月2日に東京・秋葉原の専用劇場での卒業公演をもって8年のアイドル活動にピリオドを打ち、グループを巣立つこととなる。