AKB恒例の選抜総選挙のまとめ 選抜メンバー16名は!?次世代を担うメンバーは?サプライズは?

アイドルグループAKB48の新作シングル曲を歌う16人を決める「第6回選抜総選挙」の開票イベントが7日、東京都調布市の味の素スタジアムで行われた。

 

 

今回のシングル参加メンバーは昨年の64名から80名に枠を広げ、1位から16位までがシングルの表題曲を歌う選抜メンバー、17位から32位までの16名が「アンダーガールズ」、33位から48位までの16名が「ネクストガールズ」、49位から64位までの16名が「フューチャーガールズ」となり、新たに設けられた65位から80位の16名が「カミングアップガールズ」としてシングルに参加するという。

 

AKB48総選挙公式ガイドブック2014 (講談社 Mook)

そんな総選挙だが、今年、連覇を狙う指原に変わってセンターの座にに輝いたのは、渡辺麻友だった。

 

栄えある1位を獲得した渡辺は、2年前の選挙のスピーチで1位になりたいと目標を掲げたことをあげると、「去年は叶わなかったのですが、そのときは1位に向かってただひたすらがんばった1年だったので、努力することだけがすべてではないんだなと思い、1位になるという夢をあきらめかけた自分がいました。そんなときにファンの皆さんがたくさん温かい言葉をかけてくださって、こんなところで諦めたらいけないと思い1位を目指すことを固く決心しました」と胸の内を明かした。
そして、今日まで諦めずに自分の信じた道を、ファンの方を信じてきてよかった、これからはAKB48グループの未来を見上げながら初心を忘れずに前へと進んでいきたいと満面の笑みで今後の抱負を語った。

 

 

そして2位となった指原は正直すごくすごくすごく悔しいと話しながらも、 (1位の発表前だった為)「まだ、誰が1位になるのか分かりませんが…分かんないですよ。分かんないけど、私は、これでも一応、1位のプレッシャーを経験している身です。なので、私はそのメンバーを全力で支えたいと思います。どんなに…つらいことがあっても、悲しいことがあっても、私たちAKB48は絶対に負けません。これからも応援よろしくお願いします。」と力強く語っていた。

 

16位までの結果は以下の通り。

1位:渡辺麻友(AKB48チームB 昨年3位 / 159854票)

2位:指原莉乃(HKT48チームH・HKT48劇場支配人兼任:昨年1位 / 141954票)

3位:柏木由紀(AKB48チームB・NMB48チームN兼任 昨年4位 / 104364票)

4位:松井珠理奈(SKE48チームS・AKB48チームK兼任 昨年6位 / 90910票)

5位:松井玲奈(SKE48チームE・乃木坂46兼任: 昨年7位 / 69790票)

6位:山本彩(NMB48チームN・AKB48チームK兼任 昨年14位 / 67916票)

7位:島崎遥香(AKB48チームA 昨年12位 / 67591票)

8位:小嶋陽菜(AKB48チームA  昨年9位 / 62899票)

9位:高橋みなみ(AKB48チームA 昨年8位 / 57388票)

10位:須田亜香里(SKE48チームE 昨年16位 / 48182票)

11位:宮脇咲良(HKT48チームKIV・AKB48チームA 昨年26位 / 45538票)

12位:宮澤佐江(SNH48チームSII・SKE48チームS兼任 昨年10位 / 44749票)

13位:横山由依(AKB48チームK 昨年13位 / 40232票)

14位:生駒里奈(乃木坂46・AKB48チームB兼任 初参加 / 40089票)

15位:柴田阿弥(SKE48チームE 昨年17位 / 39264票)

16位:川栄李奈(AKB48チームA 昨年25位 / 39120票)

 

 

●急成長の新たな勢力

16位までの選抜メンバーの中で大きく順位を上げたのは、過去3回の総選挙で28位、18位、14位と年を追うごとに人気は上昇、今回も6位と大幅に順位を上げたNMB48とAKB48兼任の山本彩(20)。

 

「6位に誇りを持ちたい」と話すも「まだ早いとか無理とか言ってた方に見返せないのが残念です」と悔しさもにじませた。

 

「ここでとどまりたくない。諦めたくない。時間だってまだある。皆さん、私達まだまだこれからですよね?一緒にてっぺん目指して下さい!!!!!」と1位獲りを宣言していた。

 

 

又、山本同様に昨年の12位から大きく順位を上げたのはAKB48の島崎遙香(20)。

 

島崎は、「えっと、何から話したいいか分からないです。でも塩対応といわれ続けていて、なのに、こんなにすごい順位をいただけて、逆に誇りを持ちました。なんか、握手会頑張ろうと思った時期もあったけど、でもやっぱ無理で(笑)。でも私のファンの人は、それでも私を笑わせようとしてくれて。それでも無理で(笑)。私のファンの人はだれよりも心が広くて。以上です。ありがとうございました」とスピーチを行い、握手会などでの“塩対応”に自ら触れ、「握手会頑張ろう、って思った時期もあったけど、でもやっぱ無理で」と笑わせた。

 

ファンはもちろん知っている事だと思うが、「塩対応」というのは、ファンに対してそっけない態度をとる対応のことをさすという。
今年はTVなどでの露出も増え、そういったぱるるのツンデレ的な部分も一つの魅力として、初の神7入りを果たしたのだろう。

 

 

この後卒業を迎える大島優子や、篠田麻里子など、古くからの上位メンバーが卒業し、新たなメンバーの勢いが感じられた今回の総選挙。
そして、新たなAKBの顔を目指して、次は1位を狙うとはっきり口にして、今回の選挙への悔しさを語るメンバーも多かったのは印象的だった。

 

松井玲奈とともにSKEを牽引してきた松井珠理奈は今回の4位という結果に、「1位になれなくてすごく悔しい。自分の力が足りないからだと思う。ここで約束したい。私はこれから今まで以上に努力する。来年18歳の総選挙では1位になる」と悔しさをにじませた。

 

ステージを下りた舞台裏では別室で見守っていた大島優子から「1位になりたいというのは分かっていた。でも、1位になれなかったのは、頑張り足りないということではないので」と声をかけられると、号泣した珠理奈。

 

来年の総選挙では、連覇のかかる渡辺麻友、1位奪還を目指す指原、そして次世代のエースを狙う松井珠理奈、急成長の山本彩を中心に、又、この一年で急成長を見せるであろうメンバーも含めての激しい争いになりそうだ。

 

 

●様々なサプライズ!?

 

又、他にも今年の総選挙の中で注目だったのは、先日の事件で負傷したAKB48の川栄李奈(19)と入山杏奈(18)。

怪我もあり、事件からそれ程たっていないことから、当初、欠席と発表されたが、16位でシングル選抜メンバーに入った川栄さんがステージにサプライズ登場し「私はすごく元気です。こんなすてきな場所を用意して待っていてくれた皆さんに感謝しています」とあいさつし、ファンの大歓声を浴びた。

 

入山も20位に入ったが、この日は電話で「元気です。行きたかったんですが、大事を取ってお休みさせていただきました」と報告した。

 

2人とも、昨年より順位を上げた。

そしてサプライズといえば、自分の順位に驚きをみせたのが、AKB48選抜総選挙初参加の生駒里奈。

 

自身の14位という結果に驚きを隠せなかった。
名前を呼ばれた後、信じられないような表情のまま、ファンを前にしてまず「私のこと知っていますか?」と問いかけた。

 

この順位を受けて生駒は「まさか選抜に入るなんて1ミリも思ってなくて、どうしたらいいのか今わからなくて。私が今ここにいるということはファンの皆さんがいろいろなところで応援してくださったということで、ライバルグループからの兼任でいろんな人に衝撃を与えたと思いますが、今はやってよかったなって思ってます。これを機会に乃木坂46のことも知ってもらいたい」と喜びを語った。

 

そして、次に卒業するメンバーとして第一に名前があがる小嶋陽菜にもちょっとしたサプライズがあった。

 

前回の9位から8位に入った小嶋も、前回まで5回連続でトップ10入りしている常連でもあるが、「今年も速報順位にやきもきしましたが、昨年より1つ上の8位になりました。私はAKB人生悔いはありません。」と語り、一瞬の間があったことで、もしや卒業!?といった気配が漂った会場だったが、その後、小嶋は「卒業発表しようと思いましたが…しません。先日の事件もありもう少し頑張ります。みんなが心から笑顔になれるときに卒業発表します」とあわや卒業発表かといった雰囲気となったが、もう少し頑張りますとキッパリ、ファンやメンバーを安心させた。

 

 

今回、総選挙を間近に控えた時期に、AKBにとって悲劇な事件が起きた。
しかし、その事件に負けたくない、負けることなく、AKBの原点ともいえるファンとの交流を大切にしていきたいという強い思いとともに、雨の中、何時間も応援しつづけてくれるファンへの感謝の気持ちを改めて実感しているようにも思えた総選挙だった。

 

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