モーニング娘。初の米単独公演成功!つんく♂も反応に手ごたえ!

モーニング娘。が5日(日本時間6日)、グループ初の米単独公演をニューヨークのブロードウェーで行った。

 

 

09年にロサンゼルスで行われた「アニメ・エキスポ」内でライブを行ったことはあるが、米国での全員有料(チケット42ドル=約4600円)の単独公演は初めてとなる。

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会場のベストバイシアターは、過去に英の大御所バンド「キング・クリムゾン」や米バンド「リンキン・パーク」、日本からも「B’z」らが出演した場所で、プロデューサーつんく♂(45)が「道重卒業までにエンターテインメントの本場を体感させたい」と考えていたところ今回のオファーがあり、渡りに船で公演が決まったという。

 

米国のみならず英国、南米などから、熱心なファン2000人が来場し、マンハッタンの中心、タイムズスクエアに、モー娘目当ての外国人が約200メートルの行列をつくった。
客席の最前列を確保しようと、先頭は公演当日の深夜1時に一番乗りしていたという。

 

とどろく「モームス」コールの中、ステージに登場したメンバーが一人一人英語であいさつすると、客席は大歓声。
曲の合間に合いの手を入れる日本のオタク風の応援も完璧だったという。
広いステージで、美しく列をなして熱唱すると、髪や目の色もさまざまなファンたちは、ペンライトを何度も振り上げ、悲鳴のような大歓声を上げた。

 

モー娘。全盛期の時代でも、行われたことが無かったという米単独公演。
米国では、日本でモー娘人気が伸び悩んだ時期も、ファンが集まる定期イベントやサイトが存在し続けたという。

 

そして12年から、隊列を組んで手や足の動きで表現する「フォーメーションダンス」を導入し、パフォーマンス力を磨いてきた「新生モー娘」を、海外ファンにお披露目する絶好の機会となった今回、ファンは「モー娘のダンスはワンダフル。アメリカにもこんな質の高いパフォーマンスをするアーティストはいないよ」と話すなど、統制の取れたこのダンスの会得に、1人で目立つ米国の歌手より、協力して輝く姿が素敵と、なお支持を広げているという。

 

11月に卒業するリーダー道重さゆみ(25)が「これからもモー娘は世界中を笑顔にするため歌い続けます」と“宣誓”し、大盛況のうちに幕がおり、終演後には握手会が行われ、メンバーの手を握り号泣するファンもいたという。

 

今回、喉頭がんが完全寛解し、会場を訪れたプロデューサーのつんく♂(45)も上々の反応に「音楽は国境を超えた!」と手応えをつかんだ様子だった。

 

メンバーからも「次は世界ツアーですね!」の声が上がると、工藤遥(14)は「(16年の)五輪に合わせてブラジルでライブがしたい」と野望を口にした。
道重は「みんななら、夢をかなえられる」と、さらなる飛躍を後輩に託した。

 

米国ファンの大きな反応に手応えを得たモー娘。
道重は卒業するが、今後は新メンバーも加入し、どう進化していくのか期待が集まりそうだ。

 

モーニング娘の海外での活動について

モー娘の海外デビューは08年、台湾、韓国、中国で初のアジアツアー。
09年にはロサンゼルスで行われた「アニメ・エキスポ」イベント内でライブを行い、10年にはパリで「ジャパン・エキスポ」開催時、完全有料の単独コンサートを開催している。
そして、12年には世界握手会を行い、パリや東南アジアなどを訪れるなど、海外での活動も少しずつ行ってきたようだ。

そしてモー娘。を知るきっかけになっているのが、『ネット動画』だといわれ、モー娘の曲を知って繰り返し見てファンになる場合が多いという。

各地にモー娘やハロー!プロジェクトのファン団体があり、ニューヨークのファンサークル「ハロプロ・ファンダム」には500人以上が参加したという。

 

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