6月の深夜、東京、六本木の路上で、20代の男女と口論の末、女性の携帯電話を持ち去り、一定期間使用不能にしたとして、警視庁麻布署は21日、器物損壊の疑いでジャニーズ事務所のタレント山下智久(29)を書類送検した。
携帯電話は、事件の数日後にジャニーズ事務所の関係者によって、署に届けられ、女性に返却。すでに示談が成立しているとみられ、起訴されない見通しだという。
しかし、この事件、当時、一緒にいたのは「歌手仲間」と報じたテレビ局もあったが、現場には「関ジャニ∞」錦戸亮と元ジャニーズの赤西仁もいた。
しかし、大手メディアに報じられたのは実行犯の山下だけだったという。
当時の模様を知る関係者はこのように振り返る。
(東スポより)
通常、ジャニーズ事務所は、所属タレントによる不祥事報道を徹底的に潰しにかかるパターンが多いというが、「今回は『絶対に放送するな!』とか強烈な“圧力”みたいなものはなかった」とテレビ局関係者は話しているという。
報道されることでクライアント等に対し『この件は不起訴ですでに終わった話』と説明できるし、何より本人にお灸を据えるという意味合いがあったのだろうというのだ。
一緒にいたのにかばわれた錦戸は、現在、宮藤官九郎脚本で注目されているTBS系のドラマ、「ごめんね青春!」に主演しており、錦戸を傷つけることは出来ないため、加害者の山下だけがさらされる形となったのだろうといわれているが、結局、この事件は書類送検されたものの、示談になり、解決している。
しかし、このニュース、ネット上では驚きとともに、山下をフォローする声も多く上がっている。
「相手の方が常識がない」といった意見や、「山Pも被害者」といった声が聞かれ、芸能人だからって何でも許されるわけじゃない、自分がもし勝手に動画を取られたらどう思うのかといった山Pを擁護する声も多かった。
そんな渦中の山ピーが22日、主演映画『近キョリ恋愛』の舞台挨拶に登壇し、約400人のファンの前で「この度は、僕の行動でたくさんの方にご迷惑、ご心配をおかけしたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。これからも自分の立場をわきまえて、日々精進していきたいと思いますのでよろしくお願いします」と、5秒ほど深く頭を下げ謝罪した。
会場からは温かい拍手がおこり、なかには涙をこらえるファンの姿もあった。
何かあったときは、名前が知られている芸能人は良くも悪くもこうしてニュースや記事になってしまう。しかし、芸能人だから何をされても許されるというわけではないだろう。
お互いにマナーは守りたいものだ。