フィギュアスケート女子の浅田真央が18日、都内で、自らプロデュースした『ロッテ クリスマス・チョコツリー』お披露目・点灯式に出席し、1年間の競技休養を宣言してから約半年が経った現在の心境を打ち明けた。
2月のソチ五輪後、会見で自身の進退について「ハーフハーフ」と発言した浅田。
当時を振り返り、「とっさのことで、(今後は)分からない思いも込めて言った」と真意を明かしたという。
この日も同じフレーズ「ハーフハーフ」という言葉を使ったが、意味合いは五輪後とは違うようだ。
浅田はアイスショーに向け、10月半ばに本格的に練習を再開、「ジャンプの調子も上がってきて、より一層ハーフハーフの思いが強くなってしまった」と明かした。
自身の気持ちがどうなるか、浅田自身にもわかっていなかったソチ五輪後は、スケートを続けていきたいという気持ちは無かったというが、今春、休学していた中京大に復学し、今夏までのアイスショーが一段落するとリンクから離れたという。
そして再び、10月半ばからの氷上練習で改めて「スケートが好き。スケートとともに成長してきた私なので、欠かせないもの」。と感じたという。
とはいえ、まだ競技レベルのトレーニングには至っていないようだが、五輪後に口にしていたハーフハーフという意味合いが変化し、最近では文字通り現役続行の可能性が50%ということを示している。
21日からは「クリスマス オン アイス」(新横浜スケートセンター)で現役を引退した高橋大輔と共演、年明けにもアイスショーに出演する。「たくさんの方に見てもらって、パワーや元気を与えていけたら。スケートとともにまだまだ歩んでいこうと思う」。と話すも、来季の競技復帰については明言しなかった。
毎年クリスマスの時期は、全日本選手権があり、試合を行う時期。
現在休養中で、試合に出場しない冬は約12年ぶりという浅田。
競技選手ではないクリスマスシーズンを経て、来季どのような決断を下すのだろうか。