ピース又吉 初の純文学小説発表で文芸誌デビュー!

お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が、初の純文学小説を発表し、文芸誌デビューすることがわかった。

 

 

又吉といえば読書家として知られた存在。

 

好きな作家は、太宰治、芥川龍之介、古井由吉、京極夏彦、中村文則等を挙げているが、中でも太宰については何から話せばいいかわからないくらい好きと話すなど、通算2,000冊以上も本を読んでおり、活字が躍りだす夢を見るというほどの読書家だ。

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

 

そんな本好きの又吉が、読み手ではなく、書き手として発表するのが中編小説「火花」。
7日発売の月刊誌「文学界」2月号(文芸春秋)に一挙掲載されるという。

 

400字詰め原稿用紙で230枚になるという「火花」は、画家て芸人の「僕」を語り手に、濃密な日々を共に過ごした先輩芸人の才気と挫折を描いたもので、芥川賞候補が選出されることも多い主要文芸誌への掲載は極めて異例だ。

 

読書家としても知られる又吉、これまでも様々、自らの本好きを活かした企画や活動をしているが、これまでに平成24年にエンターテインメント作品を対象にした小説誌に自伝的短編は発表している。

 

お笑い芸人の中には小説を発表している人もいるが、多くは自叙伝や料理本、ダイエット本など、タレントとしての知名度を活かしたものが多い中、又吉の純文学小説の発表は興味深い。

 

同誌の武藤旬編集長も「鋭い観察眼と独自の文体を持っている。知名度のあるタレントだからではなく大型新人作家として大きく扱いたいと思った」と話しており、この号の目玉として取り上げている。

 

この小説の反響によっては又吉の小説家としての今後も広がりそうだ。

 

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