中東呼吸症候群MERS 日本は大丈夫?

先日から韓国での感染者が報じられている中東呼吸器症候群(MERS〈マーズ〉)コロナウイルス。

 

今日(6月4日)の段階で感染者が5人増え、計35人になったと発表している。

感染爆発にそなえる――新型インフルエンザと新型コロナ

 

増えた5人のうち2人は、最初の感染者から感染した人物を介し、さらに感染した「三次感染」。三次感染者は計5人になり、被害が広がっているという。

 

韓国教育省によると、感染予防のため休校になった学校は午前9時現在で、幼稚園から大学まで計703校になったといい、このうち、感染者が多数発生したソウル近郊の京畿道(キョンギド)では588校にのぼっている。

 

中東や韓国など、近隣の国での流行が日本に入ってくる可能性も考えられる状況だ。

 

このMARS(マーズ)について簡単にまとめ見た。

 

MERS(中東呼吸器症候群)はSARSコロナウイルスに似たコロナウイルス(ベータ型)で、2012年にイギリスロンドンで初めて確認されたウイルス性の感染症。

 

MARS(マーズ)が拡大した大きな原因・理由として食用ラクダのヒトコブラクダが感染源だとも言われている。

 

主な症状は高熱、咳、息切れ、肺炎といった風邪にも似た症状から始まるという。
潜伏期間は2日~2週間と、インフルエンザなどに比べて長く、感染しても発症しない人もいるという。

 

高齢者、糖尿病や慢性肺疾患の患者は重症化しやすいと言われ、現在特効薬がないため、対症療法しかないという。

 

感染経路は接触、飛沫感染と言われており、空気感染はしないといわれるものの、咳、くしゃみの飛沫はおよそ2メートルといわれるため、予防としては人ごみを避ける、マスク、手洗い、うがいといった従来の感染症予防とあまり変わらない対策を地道に行っていくしかないようだ。

 

潜伏期間が長いため、中東への訪問などでリスクのある方は、マスクでの予防も心がけた方が良いのかもしれない。

 

空港でのサーモカメラの実施、検疫所で発熱者に相談を呼びかける、
都道府県に院内感染対策の徹底を通知するなど、隣国の流行に日本でも水際対策が進められている。

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