フィギュアスケート 一流選手にかかる費用は? 世界選手権などの賞金は?

      2017/10/19

ソチ五輪の舞台では人々に感動を与える演技を見せてくれたフィギュアの選手たち。
演技の内容に注目が集まるが、実はフィギュアというスポーツはとても「お金」がかかるといわれ、実際に一流の選手ともなれば、スポンサーなしではかなり厳しいとも言われている。

 

 

一体フィギュアの選手はどのぐらいの費用がかかるのかスポットをあててみた。

 

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浅田、高橋のような一流の選手ともなれば、当然、コーチも一流な人に依頼しているわけで、浅田選手もかつて師事していたタラソワや、以前、安藤を、そして今季高橋を指導したモロゾフ、他にもフランク・キャロルなど有名なコーチに依頼すると年間2,000万ぐらいはかかるという。

 

又、当然ながらコーチがいるだけでは競技は出来ず、プログラムの振付師を依頼するのだが、現在活躍している有名どころの選手に数多く振付をしているローリー・二コルなどは一曲100万円といわれている。これをショートとフリーで2曲、そして上位入賞するとエキシビションにも参加するので、その為の曲も必要になる。

 

他にも衣装(ショート、フリー、エキシビジョンなど)、普段の練習に使うリンク代(これは海外と日本では事情が違うらしいが)、海外試合の際の費用(自身はスケート連盟から出ても同行する家族やコーチなどの分は自己負担)などかかり、シーズンオフなどになると、一流選手は海外で合宿を行っている場合も多く、それにも随分かかるといわれている。

 

これらを合算すると、とても個人差はあるようだが、ざっと2~4千万ぐらいはかかってしまい、全て自己負担となるという。
では、試合に勝てばそれを賄うような賞金がでるのだろうか。

 

まず、収入源の一つに世界ランキングがある。

 

1位だと45000ドル(約455万)、2位で2万7000ドル(273万)程度という風に順位によって賞金がもらえるという。

 

次に、日本スケート連盟からは強化選手には特別強化費として月20万が支払われる。

 

上記の場合、実績を残さなければ世界ランキング上位にはいけないし、強化選手でなくては強化費はもらえない。もっとも20万ぐらいではこれだけかかる費用のちょっとしたリンク使用代金程度にしかならないだろう。

 

そして、一番大きい収入源はやはり試合に出て結果を残すこと。
例えば、GPシリーズを例にとってみる。

 

GPシリーズで優勝すると約250万程度の賞金がもらえるという。
そして2位で約180万、3位で約120万・・・6位で約30万となり、6位までが賞金を手にすることが出来るそうだ。
しかし、その中から何パーセントかをコーチや自国の連盟へ支払う。
又開催国によって税金もかかるというのだから、その賞金さえも全て自分が得られるわけではないのだ。

 

こういったISUの国際試合の中では世界選手権の賞金が一番大きく、大体450万程度なので、試合の格によっても金額は変わるようだが、選手がこれら主要の試合に全て出場出来るわけでもなく、仮に出た試合で全て上位を獲得しても、到底かかっている費用には及ばないのが現実のようだ。

 

ちなみに前年度の浅田選手の成績でも概算で2000万には届かないと思われる。

 

他のゴルフやサッカー、野球などと比べても活躍の割には収入が見合わない気もするし、だからこそ、スポンサーでもついていなければ、やっていけないのかもしれない。

 

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