フィギュア団体戦に日本出場!ISU発表、ペアもソチ五輪へ!

日本連盟の伊東秀仁フィギュア部長は先日、来年2月のソチ五輪で採用される新種目のフィギュアスケート団体戦の出場権を日本が獲得したと発表しました。

 

 

フィギュアスケート ソチ五輪完全ガイド (晋遊舎ムック)

このソチ冬季五輪で新種目のフィギュア団体戦は、2013年GPファイナル終了時点の1大会最大獲得ポイントを元に、男女シングル各1名、ペア、アイスダンス各1組の最大獲得ポイント合計を集計し上位10か国の出場が決まるという出場国の条件でした。

 

女子の浅田真央(中京大)、男子の羽生結弦(ANA)この2人が貢献した日本は4062点を獲得、6053点で1位のカナダ、2位のロシア、3位の米国に続き、日本は4位で出場権を獲得したということです。

 

他にはイタリア、フランス、中国、ドイツ、ウクライナ、英国も出場するといいます。

 

尚、団体には条件付きで1種目の追加が認められるため、日本は個人種目で出場枠を獲得できなかったペアを追加し、全4種目で団体を争えるといいます。そのため、9月の五輪予選で個人種目の出場枠を逃したペアの高橋成美、木原龍一組(木下ク)を団体要員として五輪に派遣できる見通しとなったようです。

 

団体戦の出場によって、メダルの可能性も広がってきましたね。

 

その団体戦への出場選手ですが、当初、日本連盟は団体の男女のショートプログラムとフリーには、「それぞれ今季の最高得点者(同一選手の場合、フリーは2番手)を滑走させる」という選考基準を定めていましたが、ISUが競技性を高めるなどの理由で直前まで出場選手を公表しないよう求めてきたため、伊東部長は、この項目の削除を示唆したといいます。

 

伊東委員長によれば、上記の方針により、各種目の最高成績者とされていた出場選手は各国の裁量にゆだねられるとし、この方針は「よりゲームを面白くする意味合いがあるのだろう」としています。

 

しかし、団体戦は五輪開幕前から予選があるなど、個人種目への負担がかかる為、メダル量産が期待される男女代表で、だれを選ぶかというのは、最良の判断が迫られそうだといいます。

 

確かに、日本の選手は個人でもメダルを目指している選手が多く、場合によっては団体戦への選出は負担もあるのかもしれませんが、反面日本が有力な選手をたくさん出せば、メダルも取れそうなだけに悩ましいところなのではないでしょうか。

 

注目の五輪代表は21日開幕の全日本選手権終了後に決まるといいます。

 

●団体戦で獲得できる順位ポイント

団体は来年2月7日の五輪開会式を挟み、6、8、9日に行われるそうで、男女各1人、ペアとアイスダンス各1組で構成し、各種目1位10点、2位9点…10位1点の合計で争われるといいます。

 

SPを終えた時点の暫定合計ポイントで上位5か国がFSに進出、FSを終えた時点の4種目(または3種目)合計ポイントでメダルが確定するそうです。

 

たとえばSPで男女シングル、ペア、アイスダンス全ての種目でトップになった国があり、FSを終えた時点でも全種目で同国がトップになったとしても1か国で獲得できる最大獲得ポイントは「10P×4=40P」でそれ以上のポイント上積みはないそうです。

 

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