2013年のご当地キャラ総選挙でも優勝し、今年大人気で大活躍だった船橋市非公認キャラのふなっしー。
昨日放送の「決断までのカウントダウン」の中で、ふなっしーと他のゆるキャラとの大きな違いである「しゃべるゆるキャラ」であることを取り上げ、「ふなっしーはゆるキャラはしゃべらないというこの世界の暗黙のルールを何故破ったのか?」という話が出ていました。
そもそも、ふなっしーがゆるキャラとして活動を始めたのは2011年の11月だったそうで、船橋を応援する為にツイッター中のみで活動をスタートしたといいます。
そして、2012年4月ぐらいにふなっしー曰く、「現世の世界で対応できる『ナシガワ』を調達して、船橋の地に舞い降りた」のだといいます。
ちなみに、この『ナシガワ』の調達方法を聞かれると、「YAHOOとかアマゾンとかで検索したら、めっちゃやすいとこ見つけたなっしー。」と答え、その価格は38,000円だったことも公表。
現在の『ナシガワ』を手に入れて、ようやくイベントに参加できると思ったら、勝手にPR活動を始めたので、市役所などにいっても全然相手にされなかったと言います。
なので、積極的にボランティアで活動してこうかなと思って電話やメールを送ったそうなのですが、「全部無視されたなっしー」と話すふなっしー。
非公認キャラがゆえの活動困難に、一人でネットに動画などをアップする日々が続いたと言いますが、そんな中、ふなっしーが「しゃべるゆるキャラ」になる決断をする瞬間が訪れたと言います。
それは、ツイッター上で交流のあった秋田のゆるキャラ「ニャジロウ」の口利きで、大規模なイベントに参加できた時のこと。
参加したはいいが、重要なことを考えていなかったと言います。
そもそもゆるキャラと呼ばれるキャラクターには隣に「アテンド」してくれる人が付いているもので、その人が変わりに話すことで成り立ってるということ。
ふなっしーは非公認ゆるキャラであり、個人で活動してきた為、アテンドしてくれる人もいない中、ふなっしーは「あれ?ふなっしーアテンドさんは?」と質問されたそうなのですが、その時初めてとっさに出た言葉が、『いないなっしー!』だったと言います。
これが、ふなっしーがゆるキャラとして初めて発した言葉だったとか。
そのとき、周りにいたお客さんは「しゃべるの?なにやったらしゃべるの?」とちょっと驚いたようですが、「ふなっしーってしゃべれるだ」っていってくれて、じゃあお話しようかという展開になったそうなのです。
今では、トークも冴え渡り、大ブレイクしているふなっしー。とっさの事からしゃべるゆるキャラは誕生したのですね。
しかし、このゆるキャラがしゃべると言うのは、実はふなっしーが最初ではなかったようで、兵庫の非公認ゆるキャラ、「ちっちゃいおっさん」が既に2~3年前からやっていたのだとか。
このことをふなっしーは後から知ったそうで、ふなっしー自身もちっちゃいおっさんの方が先にしゃべるゆるキャラとして活動していたことを認めているのですね。
しかし、しゃべるゆるキャラとして一世を風靡したふなっしーの知名度やキャラの濃さからか、ちっちゃいおっさんは「この二番煎じが!」と周りから言われていると聞いたそうで、ふなっしーは申し訳ないと話していました。
しゃべるゆるキャラという今までとは異なるゆるキャラのポジションを確立したふなっしー。
来年はゆっくりしたいなっしーと語りますが、今後どうなるのか注目ですね。