フィギュア 2014年6月ルール変更へ ジャンプの厳格化で浅田 の進退は!?

フィギュアスケートのルールについて、国際スケート連盟が今年6月にも変更する見通しが報じられた。

 

 

それを前に、国際スケート連盟は2014年4月28日、ジャンプの採点を「厳格化」する新ルールを来シーズンから導入すると発表しているが、このジャンプの採点の「厳格化」とは、どんなものなのだろうか。

 

フィギュアスケート 銀盤の疑惑 (リンダブックス)

報道によれば、ジャンプの踏み切り違反とみなされると、基礎点が70%に抑えられ、さらに回転不足をとられると、半分になるという。
また、ショートプログラム(SP)で規定の回転数を満たさないとき、SPとフリープログラムで1回転半未満のときは、ともに無得点となる。

 

たとえば、3回転ルッツで踏み切り違反と判定された場合、今季は基礎点が6,0点だったものが、4,2点に減点される。
踏み切り違反とともに、回転不足が重なると、基礎点を半分にするという新基準も採用されたという。

 

つまり、今回の新ルール、簡単にいえば、ジャンプの完成度への採点が厳しくなったということのようだ。

 

高難度のジャンプに挑戦した場合、わずかでもミスを犯せば大幅に減点され、難度は低くてもミスがないと判定されれば高得点が与えられる。

 

これについて、一部の関係者は「言い換えれば、選手に高難度のジャンプを跳ぶことを奨励しないということだ」と指摘しているというが、この話題に対して、韓国メディアでは、ソチ五輪で自国のキム・ヨナ選手(23)の採点問題が出たことがルールに影響したとの見方を報じたという。

 

これで、ジャンプに勝負をかける浅田真央選手のようなタイプは不利になるとし、「キム・ヨナルール」だとも指摘しているようだ。

 

一方、日本のネット上では、不満が出ており、「スポーツなのに無難に押さえたら良いとは」「アイスダンスとの区別がつかなくなる」といった声が相次いだという。

 

本当に高難度のジャンプは評価されにくくなるのか、JCASTニュースの記事では、日本スケート連盟に取材し、担当者の説明を以下の様に伝えている。(JCASTニュースより)

 

「今回は、採点のルールではなく、ルールのガイドラインを変えたということです。それは、技術委員会レベルで採点の指針になるものです。ルールそのものは、国際スケート連盟の総会でないと変えられません。採点の仕方は変わらないですので、厳格化とは一概には言えず、ルールで明確でなかった部分を明確化したということです。むしろ、いいことだと考えています」

 

一方で、総会では、3回転ジャンプの種類を増やすとボーナス得点が出る変更も提案されていると報じられており、その場合、浅田真央選手らには有利になるとみられている。

 

また、SPの廃止も提案されているといい、フリーだけになれば、年長選手には有利になるともいうから、デメリットだけではなさそうなのだが・・・。

 

6月に国際スケート連盟の総会が予定されており、そこで様々なルール変更が提案されており、変更は投票で決まるということから、日本スケート連盟でもどうなるか分からないという。

 

しかし、ガイドラインは、少なくとも2年に1回は変わるので、韓国で4年後に行われる平昌五輪までにはまた変わるともしている。

 

又、ネット上では、こういったルールの変更が浅田選手の進退にも影響するのではといった話題もあり、6月の変更を待って選手を続けるか否か決める可能性もあるようだ。

 

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