ドラマ『若者たち』主演級の俳優勢ぞろいのキャスト!ドラマの内容は?

7月9日(水)にスタートする『若者たち2014』(フジテレビ系 毎週水曜22:00~)。

 

 

このドラマは1966年にフジテレビ系で放送された名作ドラマをベースに作られた同局の開局55周年記念作品で、幼いころに両親を亡くし、兄弟だけで力を合わせて生きてきた貧しい5人兄弟が、たくましく生きてゆく姿を描いた作品だという。

 

フジテレビ開局50周年記念DVD 若者たち

1966年当時の昭和版では、5人兄弟を田中邦衛さん、橋本功さん、佐藤オリエさん、山本圭さん、松山政路さんが演じており、90年代を代表するドラマ『ひとつ屋根の下』のモチーフになった名作でもある。

 

そして、出演者の顔ぶれが又すごい。妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、吉岡秀隆、蒼井優、長澤まさみ、橋本愛など、いずれも自身の主演ドラマを持つ売れっ子たちである。

 

このドラマに、これだけの主演級の俳優を集められたのは、なぜだろう。一つには演出、脚本家といった面々の力も大きいといえるようだ。

 

演出は「北の国から」を手がけたドラマ界の名匠・杉田成道氏。
約20年ぶりに連ドラの演出を手がける杉田は、昭和に放送されていた『若者たち』の熱心な視聴者だったそうで、企画段階から関わったというから、強い意気込みを感じる。

 

又、演出は杉田氏だけではなく、「Dr.コトー診療所」「ひとつ屋根の下」の中江功氏、「最高の離婚」「それでも、生きてゆく」の並木道子氏と、3人ともそれぞれ、独自の世界観や視聴者を引き込む視点を持った人気ドラマを手がけている。

 

そして、脚本を担うのは、ドラマ「電車男」「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」「ジョーカー 許されざる捜査官」、映画「テルマエ・ロマエ」「クローズZERO」らヒット作を手がけた武藤将吾氏。

 

今回のように、かつて一斉を風靡した名作をリメイクする場合、そのドラマがヒット作であればあるほど、定着してしまっている俳優の「イメージ」というものがある。

 

それ故、リメイクされた作品に出演する俳優のイメージやタイプが、昔の作品と違ったりすると、不安視されることがあるが、武藤氏は、かつて松田優作、長渕剛といった個性派の俳優で一世を風靡した人気ドラマ、「家族ゲーム」で、この二人とはだいぶイメージの異なる櫻
井翔主演の脚本も担当しており、名作の現代版リメイクに実績があるという点も見逃せない。

 

このドラマは、かつてのものとベースの設定こそ同じだというが、登場人物が抱える悩みや社会問題は、現代ならではのものも多いという。
どこか懐かしい青春ドラマが戻ってきたという印象の作品のようだ。

 

このところのヒット作といえば、医療モノや、勧善懲悪などの単純明快なドラマが多い中、悩み苦しみながらも、最後は必ず希望を見せてくれる『若者群像劇』は視聴者に受け入れられるだろうか。

 

昭和版の若者たちの時代とも、ひとつ屋根の下の時代とも異なる今の若者世代。
現在の若者たちにも、このドラマを懐かしく感じる世代にも通じるものはあるのかもしれない。

 

主演の妻夫木聡は、「今の若者にも絶対に熱はある。このドラマでそれを呼び起こさせる自信があります」と断言する。

 

出演者や演出、脚本全ての熱意のこもった作品であることは間違いなさそうだ。

 

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