唐沢寿明がブレイクしたきっかけは、あの「いいとも!」だった!

今では大河ドラマや白い巨塔、不毛地帯と言った大作、社会派ドラマに出演するなど、多くの代表作を持つ俳優の唐沢寿明。

 

 

しかし、デビュー当時は仮面ライダーシリーズや、戦隊ものの特撮番組のショッカーなど着ぐるみなどを着て演技するスーツアクターや、照明や衣装の手伝いなどの裏方をやっていたときもあった事を今までも様々な番組の中で語っている。

 

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そんな唐沢が先日出演したトーク番組の中で、そこから多くの人に知られる存在になったきっかけを聞かれると、鈴木保奈美が主演した1992年の人気ドラマ『愛という名のもとに』というドラマの名前を挙げた。

 

当時、人気女優だった鈴木保奈美主演のこのドラマの平均視聴率は24.5%、最終回には最高視聴率32.6%を記録するなど高視聴率を獲得、鈴木の友人であり恋人役で出演した唐沢にとって、確かに世間に名が知られるきっかけになったことだろう。

 

このブレイク前の唐沢は当初、オーディションにも全く受からず進退窮まっていたというが、プロデューサーのアドバイスでチノ・パンツとポロシャツという出で立ちで爽やか路線変更したといわれ、その直後のオーディションで合格したことから、その後、仕事が入るようになったともいわれている。

 

爽やか路線は本人のセンスとは全く異なり、内心、嫌だったようだが、俳優としてはそんな路線どおりのエリート好青年役だったこの役は、ドラマのヒットとともに、唐沢の人気を押し上げた。
つまり、このドラマがきっかけとなってブレイクしたともいえるのだろう。

 

では、唐沢を人気俳優へと押し上げたこのドラマへの出演はどのように決まったのだろうか。

 

このドラマに出演が決まる前、唐沢は『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に出演したことがあったという。

 

唐沢は、「そんなに有名じゃなかったのに、なぜか出てくれって言われて」と疑問を抱きながら、舞台の稽古中だったことからTシャツにジャージ姿で出演、それを見た司会のタモリから「やる気ない…」と言われたが、大事な舞台が控えていたため「こんなことやってる場合じゃない」と延々と訴えたという。

 

それが同局のプロデューサーの目にとまり、「こいつ変わってるけど、いいんじゃない?」と起用が決定したのだという。
これがきっかけで、現在に至ると話す唐沢は、ターニングポイントがどこにあるのか「全然わからない」と話す。

 

このエピソードは後で聞いた話だというが、「めちゃくちゃやる気なかったからね」と当時を懐かしそうに思い返していた。

 

今や演技派の日本を代表する俳優の唐沢。
俳優としての魅力があることには違いないだろうが、ブレイクはちょっとしたタイミングや、きっかけも大きいのかもしれない。

 

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