「半沢直樹」続編“堺”代役でリニューアルか? ポスト堺は?

池井戸潤による小説「半沢直樹シリーズ」のテレビドラマ化作品であり、同作の主人公の名称でもある『半沢直樹』。

 

 

2013年7月からTBS系「日曜劇場」枠で放送された大ヒットドラマで、
半沢直樹役の堺雅人は、このドラマで脚光を浴びた。

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『オレたちバブル入行組』をベースとする第一部・大阪西支店編と、『オレたち花のバブル組』をベースとする第二部・東京本店編の前後編二部構成のこのドラマ、キャッチコピーは「やられたらやり返す、倍返しだ!!」、「クソ上司め、覚えていやがれ!」など、一世を風靡したセリフも記憶に残っているこのドラマの続編を待ち望んでいたファンも多いかもしれない。

 

半沢を演じた堺の調整が付かず、一時は制作を断念していたというが、急転直下、続編の放映を決断したという。制作プロ関係者はこう話している。

 

「TBSはスケジュールの調整がつかず、一向にやる気を見せない主演の堺雅人に三行半を突きつけた。そのため、堺以外の代役を立てリニューアルした形で『半沢直樹』を制作することになったんです」(週刊実話より)

 

半沢直樹イコール堺雅人という印象が強いこのドラマだけに、堺が出演しないとなると反発の声は大きいと思われるが、TBSはどうして堺に見切りをつけたのだろうか。
同上の関係者のコメントは以下の通りだ。

 

「ドラマ一本当たり400万円という破格の出演料を提示し、しかも同じ事務所に所属するフリーアナの夏目三久を『あさチャン!』のMCに大抜擢し御機嫌を取っていた。ところが、堺サイドはスケジュール多忙を理由に断りを入れてきた。ダメ押しは、後から出演オファーのあった三谷幸喜が脚本を手掛ける’16年に放送されるNHK大河ドラマ『真田丸』に出演を決めてしまった。しかも、一本あたりの出演料は約90万円。堺が400万円のTBSよりNHKを選択した。恐らく本音は、TBSより飛ぶ鳥を落とす勢いの三谷組に入りたいという下心が勝ったということでしょう」
(週刊実話より)

 

NHKは2016年放送の大河ドラマを、戦国時代の武将・真田幸村を主人公にした「真田丸」に決定したと発表しており、主人公の真田幸村役を堺雅人が演じる。
この脚本を担当するのが、三谷幸喜氏(52)だ。

 

堺は三谷氏が04年に手がけた大河ドラマ、香取慎吾主演の「新選組!」に山南敬助役で出演しており、壮絶な切腹シーンを演じ、その演技力で注目を集める存在となった。
又、2008年には同じく大河ドラマ「篤姫」では宮崎あおい演じる篤姫の夫・徳川家定役を務めるなど、大河ドラマへの出演は2度あったが、今回は3度目にして主演を演じる。

 

このドラマは、主人公・真田幸村の波瀾(はらん)万丈の生涯を勇気と愛に満ちた物語としてオリジナルで描くもので、三谷氏は、戦国もの、真田幸村を書きたいとの希望を持っており、主演に関しても、三谷氏がNHKに主演・堺を薦めたようだとも言われている。

 

上記の記事の内容によれば、TBSが提示した半沢出演のギャラの方がはるかに高額にもかかわらず、NHKのドラマへの出演を選んだのだとしたら、堺にとって金額に勝る価値があったのかもしれない。

 

しかし、堺の出演無しで半沢直樹をやるとなれば、当然、気になるのは誰が堺の代役になるのかという点だ。

 

佐藤浩市や阿部寛、妻夫木聡などの有力候補者の名前が挙がる中、最終的に内定したのは西島秀俊だという。
TV関係者によれば、西島は、TBSがポスト半沢という目的で制作した大作『MOZU』や『ダブルフェイス』などに出演し、TBSのお抱え俳優といっても過言ではない存在だといわれているようだ。

 

その為、まさにポスト半沢は西島しかいないという方向で調整が付いたといわれており、西島自身も来る仕事は拒まないタイプであることで、やる気を見せているという。

 

西島といえば、CMなどでみせるソフトな雰囲気と、『MOZU』や『ダブルフェイス』で見せるシリアスな演技者としての面のギャップも魅力的で、どんな世代にも幅広く訴求できる好感度も高い人気俳優だ。

 

しかし、半沢直樹は堺雅人というインパクトが強すぎて、いくら西島に人気があっても、視聴者からの反発は否めないかもしれない。

 

実際、ネット上の書き込みには、堺が出演しない半沢直樹に対して、堺が出演できるのを待ってでも堺で演じて欲しいといった声や、代役での続編に否定的な意見が多く見られる。

 

因みに、西島の出演料については、堺と同じ400万円か、堺の後釜ということでその金額をオーバーするかもしれないともいわれているようだ。

 

共演者に関しては、香川照之や石丸幹二、宮川一朗太などほぼ前作と同じ顔ぶれがキャスティングされるといわれ、唯一の変更点が、半沢の妻を演じていた上戸彩だという。

 

ドラマ『昼顔』の映画化のためスケジュール調整がつかず、仲間由紀恵の名前が候補に挙がっている状況だといわれている。

 

その続編が放送される時期だが、早くて来年1月以降になるというのだが、あらすじを忘れてしまったという人のために、年末から年初にかけ再放送も放映される予定だという。

 

果たして西島版『半沢直樹』は受け入れられるのだろうか。

 

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