「陽だまりの彼女」舞台挨拶 玉山鉄二が逆流性食道炎だった

10月12日、映画「陽だまりの彼女」の公開初日、舞台挨拶が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、主演の松本潤、上野樹里らのほか、小籔千豊が登壇しました。

 

 

映画は、累計発行部数100万部を超える越谷オサムさんの恋愛小説が原作、松本さん演じる主人公は10年ぶりに再会した初恋の彼女と再び恋に落ちるが彼女には“不思議な秘密”があった……という内容。

 

満員の会場を見渡した松本は花より男子ファイナル以来で「僕自身5年ぶりの映画なのでドキドキです」と笑顔であいさつすると、「僕にとって、とても大切な作品になりました。これから年を重ねていったときに感じ方が変わると思うので、自分の環境が変わったときに何度も見てみたい映画です」と話しました。

 

小籔千豊は「ここに並んでること自体申し訳ない」と恋愛映画出演に恐縮しきり。
「せりふを覚えている間に話しかけて邪魔したりとか、エレベーターの中で『何で来たん?』っていうて、気持ちをそごうとする主演」と松本さんとのやりとりを明かし、松本さんも「本当ににすてきな共演者と仕事できて幸せ。小薮さんを抜いてですけど」といじるなど、仲のよさを見せていました。

 

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

同じく初日舞台挨拶に登場した玉山鉄二さんですが、作品のテーマにちなみ“誰にも言えない秘密”を尋ねられ、玉山さんは1~3月に行われた映画の撮影中、逆流性食道炎を患っていたことを明かし、登壇者を驚かせていたといいます。

 

玉山さんは「この作品で撮影日数はそんなになかったんですけど、他の作品との掛け持ちで結構大変でして、ある日尋常じゃないぐらいせきが止まらなくなったときがあって、病院に行ったら逆流性食道炎といわれて結構へこんだ」と告白したそうです。

 

逆流性食道炎とは、強い酸性の胃液や、胃で消化される途中の食物が食道に逆流して、そこにとどまるために、食道が炎症を起こし、びらん(粘膜がただれること)や潰瘍(粘膜や組織の一部がなくなること)を生じる病気で、このため胸やけや胸の痛みなどさまざまな症状が生じるのだとか。

 

又、胸やけのほかに、呑酸(どんさん:酸っぱい液体が口まで上がってくること)、胸痛、咳、のどの違和感、不眠などさまざまな症状がみられます。しかし、なかには食道に炎症が起こっていても、あまり症状を感じない患者さんもいるそうです。

 

今回、玉山さんは咳がひどかったようですが、咳や喘息が起こることもあるのだそうで、逆流した胃液が、のどや気管支を刺激したり、食道の粘膜を通して神経を刺激したりして起こると考えられているようで、逆流性食道炎の治療を行うと、喘息の症状が改善する患者さんもいるといいます。

 

玉山さんが不調だったことを監督も知らなかったようで、 全然そんなそぶりなかったのにと驚きつつも玉山さんのプロ意識に感心していたそうです。

 

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