ミスチル新曲で小林武史氏と決別は決定的!?新たなMr.Childrenを模索した作品!

現在フジテレビ系で放送のドラマ「信長協奏曲」の主題歌で、2014年11月19日発売されたMr.Children新曲「足音~Be Strong」。

 

 

ミスチルは1994年6月発売の「イノセント・ワールド」以降、30作連続の首位という記録を残しており、2012年4月に発売された「祈り~涙の軌道」以降、2年7ヶ月ぶりとなったのがこの作品だ。

 

足音 ~Be Strong

しかし先月、このシングル発売後12月1日付のオリコン週間CD売上ランキングで2位と発表され、20年ほど続けてきた記録は、今回のシングルで途切れるという結果になった。

 

確かに週間で約12万枚というのは、ミスチルにしては低調なものといえるが、1位を逃した理由としては、同時期に発売されたSexy Zoneが「33種」もの異なるタイプのCDをリリースしたことも大きいだろう。

 

このSexy Zoneのシングル「君にHITOMEBORE」が20種類以上でリリースされ、MUSIC CARDのABそれぞれに6種類づつで12種類、Sexy Zone SHOP盤3種類、初回盤がA~Dの4種類、通常盤で合計20種類となり、全てをコンプリートすると1万円以上となる。

 

それに、初回限定盤の特典が各3種類あるので、それを含めると合計28種類にもなり、さらにセット販売を含めれば合計33種類になると言われている。

 

AKBの投票券付きCDではないが、ファンであれば複数枚購入することも考えられる為、一概にミスチルの売上の低迷をだけを取り上げて2位となったといえることでもないのだろうが。

 

しかし、なんといっても初のセルフプロデュースとなる今回のシングルで連続首位が途切れるという結果になってしまったことで、奇しくも何度も不仲説が流れてきたプロデューサーである小林氏との決別のについても取り沙汰されるきっかけとなった。

 

ミスチルの曲といえば、桜井和寿氏が作詞作曲を手がけることがほとんどだが、その桜井と同じぐらい関わりが深いのが小林氏であり、プロデューサーとしても超一流の人物だ。

 

実際にミスチルの今までのどの曲も、クレジットは“Produced By Mr.Children&小林武史”となっており、ミスチルの楽曲への関わりの深さを裏付けていたわけだが、このシングル「足音 ~Be Strong」からは小林氏のクレジットはなくなり、Produced By Mr.Childrenとなっているのだ。

 

桜井は、雑誌のインタビューの中でこの曲の制作にあたって、以下のように話している。

 

「ドラマの主題歌っていうことが大前提としてあって。と、もうひとつ、今、新しいMr.Childrenというものを模索中で。ずっと小林さんと一緒にやってきたんだけど、もう1回、自分たちで自分の音楽をプロデュースするっていうか作っていくことをやってみたいなと思ってて」
「(新しい一歩でありタイアップというプレッシャーの)その孤独感みたいなものにすごく包まれた時に、そう思ってやっている作業でも、メンバーやスタッフが見ててくれるんじゃないかっていう信頼感みたいなものが、そのまま言葉になってますね」
{「ローリングストーン日本版」(セブン&アイ出版)より}

 

上記のインタビューからは、小林氏を抜きに純粋に自分たちの音楽を自分たちでプロデュースしてみたいという思いからの試みともとれるが、ネット上の多くの記事は、週刊誌等でいわれているような、両者の関係を悪くしたといわれている小林氏の「農業ビジネスへの傾倒」が原因ではと報じているようだ。

 

小林氏は、2003年に環境プロジェクトへの非営利融資機関「ap bank」を発足。
それ以降、小林氏は農業に傾倒するようになり、飲食業や野菜作りを行うための新会社まで設立したが、飲食事業は赤字を出してしまい、その補填を桜井に断りもせず、ミスチルが生み出した収益でまかなっていたといわれている。
そしてこの小林氏の行動を桜井が知ることとなり、両者の決別は決定的なものになってしまったのだと報じられている。

 

かねてから一部メディアでは、ミスチルのボーカル・桜井和寿と小林氏の“不仲”の影響による独立説が伝えられていたものだが、ここに来てやはり真相は、小林氏に対して、ミスチル側が見切りをつけた、ということのようだ。

 

週刊誌等によれば、このミスチル新曲「足音~Be Strong」にはノータッチで、また9~10月に行われたファンクラブツアーにも姿を見せていなかったといわれる。

 

芸能プロ関係者によれば
「桜井は小林に対して、『あなたはビジネスマンじゃない、ミュージシャンなんだ。早く目を覚ましてほしい』と訴えかけていたそうですが、結局は信頼するスタッフを数名引き連れて、新事務所『エンジン』を設立しました。さらに先日報じられた、小林氏が既婚時から不倫関係だったとされる一青窈との破局についても、同じく小林氏の農業への傾倒が原因だったようです。音楽活動をセーブして農業に没頭する小林に、一青の恋愛感情も冷めてしまったということでは」と伝えられている。
(週刊女性より)

 

小林氏が代表を務める「鳥籠舎」は不仲による独立説を否定し続けており、表向きは「分社化」という形を採用したと言われている。

 

しかし、こうしたトラブルが報じられるよりも、アーティストとしてはやはり良い曲を届けたいという思いが一番なのだろう。
先日、出演したMステーションでの同曲の歌唱は鬼気迫るものがあり、圧巻だった。

 

シングル発表時に桜井氏は“自分たちにも、新しい風をふかせたくて、気負いすぎたのでしょう(中略)また次の一歩を踏み出せます”というコメントを残し、ファンクラブの会報には、「足音 ~Be Strong」がかなりの難産であり、“オレは一生良い曲を作ることは無理”とまで思ったことを明かしている。

 

桜井がこの曲の制作にあたっての強い思いを感じさせるコメントだ。

 

小林武史氏プロデュースから卒業し、新生Mr.Childrenを始動させた今後、どんな音楽を作っていくのか。これからの活動にも注目してみたい。

 

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