先日、お昼の定番とも言えるフジテレビの笑っていいとも!が、数日前にはTBSの「はなまるマーケット」も3月で打ち切りとなったように、最近、長寿番組の相次ぐ打ち切りが続いていますね。
この2つに共通しているのは、視聴率低下に苦しんでいるテレビ局であることのようです。
この番組に限らず、ゆとりのある時には手をつけずにいた番組も、局全体の調子がよくないことで、視聴率が低下しているのに手をつけない訳にはいかない状況になってしまったといった記事が女性自身に掲載されていました。
女性自身の記事によると、放送開始から長く続いている長寿番組のなかで、次に危ない番組とは?というテーマに、TVウォッチャーの上杉純也氏はこう分析しています。
「『とんねるずのみなさんのおかげでした』は、視聴率1ケタの回もあるなど、ギャラのわりに数字が稼げていません。フジテレビにとって、黄金期を支えたとんねるずは明らかな功労者ですが、『踊る大捜査線』のプロデューサーだった亀山千広新社長体制に変わったのをきっかけに、メスが入るかもしれませんね。同様に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』も、視聴率とギャラのバランスを検討されるでしょう。」
実に30年以上続いたいいともでさえ、打ち切られたという事実と、この余波を受けて、こういったベテランといわれるタレントの番組にも影響を与える可能性があるのではとみられています。
確かに、長寿番組といわれるだけに、一つの番組がかなり長い間続いているということ。
その長い期間番組を続けているタレントは、局の功労者である場合も多く、それなりのベテランや大御所だったりしますし、タモリなどは、いいともの出演一回につき200万、年間にすると5億円近くを稼いでいたといわれるように、当然ギャラも高くなると思われます。
前述のとんねるずやダウンタウンといった芸人も、今までに数々の番組をヒットさせてきたわけで、マンネリ化してきた番組の視聴率が低下したからといって、中々その番組を打ち切ることは出来ないということもあるのかもしれません。
他にも、堺正章さんの「チューボーですよ」(94年4月~)だったり、フジの「スーパーニュース」(98年3月~)や「とくダネ!」(99年4月~)などもギャラと視聴率のバランスを考えると楽観視出来ないのではといいます。
又、今までスポンサーが一社提供の番組は、スポンサーが降りない限り、打ち切りのケースは少ないと見られていましたが、今後は局側の判断でテコ入れするケースも出てくる可能性もあり、楽観できないといった話しも出ていました。
いいともやはなまるの終了で、今後は今まで打ち切りに踏み切れなかった番組に影響を与えることになるのかもしれません。