気になるPM2.5 身を守る為に必要な事は?

      2017/10/19

近年、中国でPM2.5が騒がれる中、近隣国である日本もその影響を受けて、時々大気汚染レベルを示す指数が上がり、警報が発令されることも見られるようになった。
昨日や今日のニュースでも富山県や大阪、東京なども注意喚起が促される数値を出していたところがあり、気にしている人も多いかもしれない。

 

 

社会生活を送っていると、外に出ないわけにはいかない為、気になってしまうPM2.5。
花粉症でマスクをしているという人も多いかもしれないが、PM2.5という微粒子は非常に小さいという。
髪の毛の太さは約70μm(マイクロメートル)、花粉症の原因となるスギやヒノキの花粉の直径は約30μm(マイクロメートル)なのだが、PM2.5は直径2.5μm(マイクロメートル)以下の物質になる為、花粉用のマスクではPM2.5の粒子は通り抜けてしまう。
つまり、PM2.5に対応したマスクでなければ防げないということになる。

 

ここまでわかったPM2.5本当の恐怖―謎の物質を科学する

この粒径2.5μm以下の微粒子と言われるものの中には、硫酸塩や硝酸塩の様な塩類、ディーゼル排煙中のススのような黒色炭素、数千種類にも及ぶ有機化合物、そしてその中にはたばこの煙の成分や、発ガン性を指摘されている物質が含まれ、それらを吸い込むことによって、健康に悪影響を与える恐れがあるという。

 

いったん肺などの呼吸器系に取り込まれると排出されずに沈着し、長期間の吸引により、肺気腫などの呼吸器系・循環器系疾患となるリスクが高まることが疫学調査で明らかになっており、もともと疾患がある人などは特に注意が必要だ。
しかし目に見えない、直ちに影響するわけではないといった点からも、予防は自身の意識だけが頼りだったりもする。

 

今日の産経ニュースの記事に山形大と東北大の研究チームがNASA(米航空宇宙局)の人工衛星MODISが撮影した画像を解析したところ、中国大陸からPM2.5を含む大気汚染物質が風に運ばれて日本に到達している様子を確認したと報じられていた。

 

衛星画像によれば、北京上空に集まっていた大気汚染物質が日本海を越え、24日に九州、25日には東北に達したとみられている。

 

山形大理学部の柳沢教授は「別の画像で黄砂も確認されており、PM2.5が付着した“黒い黄砂”が日本に飛来したり、雨になると、PM2.5などの汚染物質を含んだ酸性雨となって降る可能性がある」と指摘している。

 

この酸性雨については夕方のTV番組でも報じられていたが、生態系に悪影響を与えたり、森林の立ち枯れなど、人体だけではなく、環境の面にも悪影響を与えるという。
実際に前述の柳沢教授らは、平成3年から山形の蔵王山頂で樹木が氷と雪に覆われる樹氷を採取して汚染状況を調べているが、今月16日~17日にかけて樹氷の酸性度が平均値の10倍に上がったことを観測。PM2.5はすでに樹氷に到達したとみている。

 

それでは、どんな時期に大陸からPM2.5が運ばれてきやすいのだろうか。

 

柳沢教授によると、高気圧と低気圧が交互に日本を通過する春の気圧配置になっており、日本の上空にある高気圧が通過すると、PM2.5の数値は下がる見通しだが、再び高気圧が移動してくると、大陸からPM2.5が運ばれて数値が上昇する可能性が高く、注意する必要があるという。
つまりこういった気圧配置になりやすい今の時期は注意が必要だ。

 

しかし本来は数値が上昇したときだけ注意するような一時しのぎの対策ではなく、抜本的な改善策が求められる所だ。

 

PM2.5から身体を守る為に各個人が出来ることをまとめてみた。

 

●呼吸器系への侵入経路は口と鼻からなので、PM2.5の吸引を避けるには、外出時には「PM2.5の粒子を通さないマスク」の着用が必須。又、室内に入るときは、着用している衣類を軽く払い、出来るだけ室内に持ち込まないように気をつける。

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●空気清浄機を利用して、空気中に舞うPM2.5を除去する。

PM2.5に対して空気清浄機の機能で求められるのは、複合的な機能よりも空気中に漂う微粒子をいかに取り除くことが出来るかという点。
より細かい粒子に対応したものであるかが重視、又フィルターのお手入れは出来るだけ捕集した物質を撒き散らさないタイプがベスト。

・Blueair ブルーエア
http://www.blueair.jp/
・バルミューダエアエンジン
http://www.balmuda.com/airengine/
・東芝 加湿機機能付空気清浄機 ウルオスCAF-KP50X-W

・日立加湿空気清浄機 クリエア EP-JV600-W ホワイト

 

●掃除機で室内に入り込んだ物質を除去する。

掃除機の搭載しているフィルターの微粒子の捕集率が高い掃除機がお勧め。
※HEPAフィルター(0.3μmの微粒子を99.97%捕集できる規格)及びそれに順ずる捕集率のある掃除機

シャープ EC-NX500、パナソニック MC-HS700G、日立 CV-SY7000
ダイソン DC46 タービンヘッド・モーターヘッドなど

 

●日本気象協会の飛散予報や環境省大気汚染物質広域監視システムなどでPM2.5の濃度をチェック

http://soramame.taiki.go.jp/

日本のpm2.5環境基準は1立方メートルあたり35マイクログラム。
日本ではPM2.5濃度の注意喚起基準値として掲げられるのは、1m3あたり1日平均で70μg(マイクログラム)。
これを超えると予想される場合は注意喚起が行われる。
必要でない限り外出は自粛したり、屋外での激しい長時間の運動を避ける。

 

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