SMAP木村拓哉がテレビ朝日の連続ドラマに初主演する『アイムホーム』が、4月から放送される。
木村といえば近年、連続ドラマは年に1本、TBSの「日曜劇場」21時枠かフジテレビの月9をローテーションで主演を張ってきたといわれるが、今回はテレビ朝日の木曜21時枠に主演するという。
本来なら今年はTBSの年だというが、長年の付き合いがあるTBSを見切って、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』で高視聴率を記録したこの枠に乗り換えた格好であり、裏を返せば、それほど木村は追い込まれているという証拠だと報じられている。
そして、更に注目すべきは、父親役を解禁したという点だ。
これまで頑として演じてこなかったヒューマン路線の父親役に挑戦するという。
07年にTBSで放送されたドラマ「華麗なる一族」で父親役を演じたことはあるものの、このドラマのメインテーマは父親との確執。
又、60年代の財閥一族といった現実とはややかけ離れた設定である上、父親役がクローズアップされるような作品ではなかった。
しかし、テレ朝のドラマ原作である『アイ’ム ホーム』の主人公はバツイチの子持ちで、かつ再婚相手とのあいだにも一児をもうける男性。
「帰るべき家とは何か」を問いかけるホームドラマだ。
このドラマで『プライベートの部分は仕事に出したくない』として避けてきた父親役に初挑戦し、ドラマの中では初めて結婚指輪もつけるという。
そして、このドラマ、ヒットしなければならない大人の事情もあるようだ。
というのも、先日、週刊文春誌上でのジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長のインタビュー掲載記事による所が大きいという。
SMAPの育ての親とも言われるチーフマネージャーの飯島氏が、ジャニーズ内の派閥問題をめぐり、その記事の中でメリー氏から公開糾弾されているのは、別のブログ記事にも記した通りだが、この一件で飯島氏の事務所内での立場はかなり悪化しているという。
この状況の中、ドラマのヒットは飯島氏にとっても、メリー氏に対して自分の力を見せつけることが出来ると言われ、共演の妻役には所属事務所がマスコミ各社に対して積極的にPRしてくれる上戸彩を指名したとも言われている。
「木村と上戸両サイドの事務所からのプッシュがあれば、プロモーション効果は絶大」だと芸能デスクは話す。
それに加えてテレ朝も、これまでにないほどの大々的なPRを展開しそうだという。テレビ関係者によれば
(日刊サイゾーより)
何にしろ、今まで頑なに演じてこなかった父親役を解禁するドラマであり、こうした色々なものを背負っての主演となるだけに、傍から見てもプレッシャーがかかる状況と思われる。
しかし、このドラマがヒットすれば、木村にとってのターニングポイントになるかもしれない。