GPシリーズ最終戦 NHK杯 羽生や男女シングルSPの結果は?

フィギュアスケートのGPシリーズ第6戦NHK杯が28日に開幕し、日本からは女子の村上佳菜子、宮原知子、加藤利緒菜が、男子は羽生結弦、無良崇人、村上大介が出場した。

 

 

ショートを終えた段階での順位は以下の通り

 

【女子】

1位 グレイシーゴールド(アメリカ)68.16
2位 アリョ-ナ・レオノア(ロシア)68.11
3位 村上佳菜子 64.38
4位 宮原知子 60.69
8位 加藤利緒菜

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ゴールド選手、レオノア選手ともに、高い表現力、難度の高いジャンプを決めるなどミスなく滑り終え、上位につけた。

 

村上選手は、冒頭の3回転ー3回転のコンビネーションジャンプのセカンドジャンプで回転不足をとられたが、大きなミスなく全体の演技を綺麗にまとめて3位につけた。

 

ショートを終えての上位選手だが、レオノアはロシア大会で6位、ゴールドはアメリカ大会、村上は中国大会、宮原はカナダ大会でそれぞれ3位になっていることから、今大会で優勝すれば、自力でのGPファイナル進出となる。

 

優勝できなかった場合でも、出来るだけ上位につけることでポイント差でファイナル進出の可能性もある為、明日のフリーで是非頑張ってほしい。

 

【男子】

1位 無良崇人 86.28
2位 ジェレミー・アボット(アメリカ)81.51
3位 村上大介 79.68
4位 セルゲイ・ボロノフ(ロシア)78.93
5位 羽生結弦 78.01

 

ショートが終わって、1位になったのが無良選手。
冒頭の4回転3回転を決めると、3アクセル、3ルッツとすべてジャンプを成功させた。
今までも能力は高いのに、なかなか試合の中で良い演技を揃えられないことで、ファイナル進出も逃してきた。

 

カナダ大会での優勝に引き続き、好調をキープしている今季は、上位に入ればファイナル進出が決まるチャンスだ。

 

第3戦の中国大会で怪我を負った羽生は怪我から3週間、今大会までに充分な練習期間を取れず、体力的にも万全ではない事から、SPでは今シーズンから挑戦している後半の4回転トゥーループを、昨年と同じ前半に、そして後半に3回転のコンビネーションを入れる構成に変更して臨んだ。

 

前半に持ってきた4回転トゥで回転の後、転倒、次の3アクセルは綺麗に決めたものの、最後のジャンプはファーストジャンプで手を突き、セカンドジャンプがシングルになり、結果は5位だった。

 

体力面や、急遽構成を変えて臨んだことで、タイミングがとりにくかったのではといった点も心配されているが、試合前に「今の自分が出来る最高の演技をしたい」と話していた羽生は、明日のフリーも中国杯で演技したものと同じ構成で、後半の4回転トゥループ+2回転トゥループのところを3回転ルッツ+2回転トゥループに変更して演技を行う予定だ。

 

2位のアボットは、ショートでは4回転はせず、3フリップー3トゥのコンビネーション、3ルッツ、3アクセルで構成、どのジャンプも綺麗に決め、流れのある演技で2位につけた。

 

又、村上が4回転サルコウー2トゥのコンビネーションを決めるなど、ミスのない演技を見せ、ボロノフや羽生を押さえて3位につけている。

 

1位の選手から羽生までの差は8.27。
フリーは得点が高く、ミスのない演技をすれば上位選手はいずれも逆転可能な位置にいる。
明日のフリーに注目したい。

 

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